お花屋さんに行ってみよう!
2009.02.25
生産者は、自分が出荷する市場へ足を運ぶことはあっても、その先の小売店、消費者から、自分の生産物に対する意見を直接聞くことはあまりありません。どんな品目・品種を作るかを決めるにあたっては、種苗会社や生産者仲間からの情報に頼るところが大きいです。
先日、県内の若手鉢物生産者5名、岡島副知事とともに、花キューピット協同組合を訪問しました。
花キューピットとは、全国の約5,000店の花屋さんが加盟する、日本最大の花の通信配達システムです。そこに加盟する花店の全国組織が、花キューピット協同組合です。生産者と小売店が、花業界の活性化を求めて情報交換を行うこと、あわせて、加盟店である都内の花店4店を見学することが今回の目的でした。
「三田ハナモ・REN」
左 :川原取締役(一番左)と / 右 :インテリア性の高い商品
左 :岡島副知事(真ん中)と花キューピットの石川常任顧問(左) / 右 :副知事室の鈴木秘書(左)と筆者
「ゴトウフローリスト」
左 :東京の老舗高級花店 / 中 :ピアノの生演奏が響く店内
訪問した花店は都内でもトップクラスのところだけに、商品の質の良さはもちろん、商品の置き方、照明の仕方など工夫が凝らされています。それ以上に、どの店にも経営者の明確なコンセプトがあり、その店独自のこだわりがある、と感じました。生産者に対する要望は、小売店や消費者から、もっと情報を得て欲しい、「もち」の良い商品が欲しい、との意見が出ました。
花キューピット協同組合から、「今後も継続的に情報交換を行っていきましょう」との提案がなされ、有意義な勉強会となりました。
「小田急フローリスト本店」
左 :駅中の花店、商品別に多店舗展開 視察に行った生産者の商品も並んでいた。
/ 中 :小泉氏のチューリップ / 右 :小林氏のカランコエ
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