Merry Xmas! & Happy New Year!
2008.12.25
2008.12.25
2008.12.24
12月8日に壱岐農業改良普及センターの普及計画評価反省を実施しました。今回は助言者として農産園芸課技術普及班(旧:専門技術員班)から古賀班長を招き、第二期(8月~11月)までの活動および今後の展開について検討しました。
写真右 :所全体での普及計画評価反省。寺井所長の冒頭あいさつ
プロジェクト課題4つと専門課題5つの計9つについて討議し、活動が計画どおりに進行できたか、なぜ、進行できなかったのか、今後はどのように取り組んでいくのか等をチーフを中心に所全員で意見交換を行いました。また、助言者より指摘を受けながら、残りの4カ月でどこまで仕上げるのか等話し合いました。
農業現場は常に情勢が動き、なかなか計画通りには進みにくいのですが、その時の状況に応じた活動を展開し、計画を達成する必要があります。飛び込みの要請にも応えながらの活動はなかなか難しいものです。(反省!!)
12日には野菜班の活動評価を行いました。今回は農産園芸課技術普及班野菜担当(2名)と対馬普及センターの野菜担当(1名)の参加を得て、特に技術に重点をおきました。
午前中は壱岐島内での野菜現場(ブロッコリー、いちご、にんにく)を巡回し、午後は膝をつき合わせての活動反省と今後の展開、次年度の計画等について検討しました。
左 :野菜班の評価反省。いちごの新品種展示圃場を巡回 / 右 :大規模圃場における交信攪乱剤の効果について(ブロッコリーと大豆圃場にて)
普及活動においては技術が重要であり、このような評価反省(研修会)は、情報収集や野菜知識向上に役立ち、農家指導への原動力となります。
若い時は新しい技術情報等は良く頭に入ってましたが、40歳半ばになるとなかなか頭に入らず苦労します。年はとりたくありませんね・・・・
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2008.12.18
埼玉県のシクラメン生産者の多くは、消費者に隣接している利点を生かして直売を主体とした経営を行っています。ここ数年、後継者が先進農家に研修に行き、戻ってきて間もなく父親をしのぐ品を作り始める、という動きがあちこちで見られています。
川口市の吉澤園芸の後継者も、栃木県で1年間研修したのち今春就農しました。埼玉県の暑い夏を何とかしのいで無事育て上げたシクラメンを、11月下旬から直売しています。
仕上がりや販売の状況はいかに・・・と訪れたところ、同じ4Hクラブに所属する先輩も様子を見にやってきました。2人で新しい品種を見ながら品定めをしたり、品質を良くするための資材の検討を始めたりしていました。
左 :水やりをする吉澤氏。手前に直売用の値札が立つ / 右 :安行4Hクラブの先輩である笠原氏と。八重のビクトリアを見ながら
シクラメンの出来は父親をしのぐ良いものでしたが、景気の冷え込みの影響で販売はやや苦戦している様子でした。
普及指導員としては、家族や仲間と共に、後継者が力強く育っていくよう支援をしていきたいです。
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2008.12.17
私が仕事をしている岩手県のみならず、北海道東北等では、これからの時期は、気温が低く積雪もあり、暖房を使っての栽培や沿岸地域の温暖な地方など、一部の作物・地域を除いては、いわゆる「農閑期」となります。
家畜は通年で飼われていますが、トウモロコシ等の収穫や冬作のライ麦などの播種が終わり、それらの調査や収穫物の給与に関する支援が終われば、畜産分野での業務は、一応一段落です。
では、積雪寒冷時期に普及指導員は何をしているのでしょう?
今までの調査等をとりまとめ、それらのデータや結果を農業者さんらに伝え、
「こんな課題がありますから、来年度はこうしましょう」
「地域や集団の中に、こんな仕組みを作ったら更に良くなりますね」 といった提案などを行います。
農業者さんも次年度の経営計画を立てたり、経営的なとりまとめ(決算など)をする時期ですから、それに関するお手伝いもあります。
左 :管内のJAさんが主催した研修会において、パソコンで作ったスライドを元に「今年度のトウモロコシ栽培の実績と課題、その解決策」について、私が説明しています
右 :多少の積雪があろうとも、よほどの吹雪で無い限り、車に乗って出かけます。4WDの公用車を使う場合が多いですが、慎重に運転します
私たち普及指導員も、「課題に対して、こんな方法で活動をしたところ、こんな成果がありました」等のとりまとめを行うなど、今年度の活動を反省・評価し、それに基づいた来年度の計画を立てる時期でもあり、夏場より忙しいような感じもあります。
(西南暖地の普及指導員さんはどうでしょうか?もっと忙しいのかもしれませんね)
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2008.12.15
10月30日付のブログで埼玉県の鈴木さんが賞について書いておられますが、愛知県の普及指導員も推薦書を作成するなど、各種賞とは関わりを持っています。
11月末、愛知県内の農業・農村の振興・発展に貢献した方を表彰する「あいちアグリアウォード」の表彰式があり、当農業改良普及課から推薦した方が受賞されました。
受賞された前田さんは弥富市の方で、元JAの職員です。JAの職員時代、地域の集落営農組織の設立に奔走されました。退職して15年近く経つ今でもその組織は残っており、分散した水田をまとめて大区画にし、大規模オペレーターが大型機械で作業するなど、効率的で生産性の高い農業を続けています。前田さんはJA退職後も地域の農業・農村の発展に貢献されており、これらのことが評価され、受賞となりました。
左 :あいちアグリアウォードでは、1団体と3人の方が受賞されました
右 :表彰式で賞状を受け取る前田さん。なお賞状は木でできていました
受賞することは、その本人の励みになる一方、ほかの方の参考にもなりますので、とても意味のあることだと思います。また、推薦書の作成を通して農業者とゆっくり話ができるので、普及指導員にとっても大変勉強になると、個人的には思っています。
今後、またこのような機会があれば、関わっていきたいと思っています。
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