黒大豆を作って加工も学ぶ(長野県安曇野市豊科南小学校)
2012年04月02日
長野県安曇野市豊科南小学校のある安曇野市豊科は、水が豊かな穀倉地帯で米作が盛んな地域だが、市が奨励する黒豆やタマネギも特産になっている。また、小学校で環境教育や農業体験学習を取り入れており、生活科の学習時間で、1~4年生は畑での栽培、5年生は米作りを体験してきた。
平成23年度は、クボタeプロジェクトのクボタ元氣農業体験教室により、2年生133人が黒豆の栽培から収穫までを体験し、加工についても学んだ。豊科農村女性学習会のメンバーが、栽培や加工の際に手伝いを買ってでた。
7月8日 体験圃場である麦の栽培跡22aで、(株)関東甲信クボタが耕起、溝切り作業を行った
7月11日 22aのうち約5aに、児童たちが手で種まき。黒大豆の品種は「信濃黒」。残りの約17aは、播種機を使ってあっという間に種まきをする様子を見学した。その後、夏休みには、保護者が児童と一緒に草取りを行った
9月1日 ラジコンヘリによる病害虫防除
10月31日 コンバインによる収穫を見学
11月1日 児童が手で抜いて、黒大豆を収穫
11月14日 棒でたたいて脱穀。その後、唐箕で選別も体験
12月14日 収穫した黒大豆を使って味噌に加工
2月29日 大豆収穫祭
種まき、草取り、収穫、加工を手作業で行ってみて、児童たちは農業の大変さがわかり、機械による農作業の早さも実感したようだ。
また、大豆収穫祭では、体育館をいっぱいに使って、黒大豆の歌と大豆ダンスが披露された。また、自分たちで石臼を使って挽いた黒大豆のきな粉をまぶした団子を味わい、1年にわたった農業体験をしめくくった。(みんなの農業広場事務局)