坪野山菜まつりで春を食べよう(石川県能美市)
2011年06月01日
石川県能美市坪野町では、能美の里山ファン倶楽部(市民団体)を中心に、企業、教育機関、行政等が一緒になって里山の地域資源を活かした活動を行っている。クボタeプロジェクトにより22年度、休耕田の耕作放棄地が畑として甦ったところだ。
4月24日、地元住民、山菜オーナーの都市住民、今後支援活動に参加する地元の高校生たち、近隣の大学に留学中の外国人学生、関係者等約80人が集まって、「春を食べよう 坪野山菜まつり」(主催:坪野町、能美の里山ファン倶楽部)が賑やかに行われた。
参加者は、まず再生された元耕作放棄地を散策して、里山の風景を楽しんだ。
この地域は山菜の宝庫。地区の公民館では、再生地で栽培されたコメと、ぜんまい、コシアブラ、ふきのとう、タラの芽、ユキノシタなどの採れたての山菜、再生地に作られた養殖池で育ったイワナなどが販売され、あっという間に品切れになった。
訪れた人たちは、「山菜天ぷら」「イノシシ汁」「イワナの炭火焼き」「地元産米のおにぎり」等に舌鼓を打ち、春の味覚を堪能した。(みんなの農業広場事務局)