「大豆100粒運動」をお手伝い(長野県安曇野市堀金小学校)
2010年12月20日
「子どもたちが大豆を育て、さまざまな経験をする中で、生きる力を身につけていってほしい」との願いから、2004年に料理研究家・随筆家の辰巳芳子さんが提唱した「大豆100粒運動」。
今では全国にこの運動が広がり、2010年は全国で168校、20537名の生徒が参加して、生徒一人一人が、てのひらいっぱいの約100粒の大豆を播き、その生育を観察・記録し、収穫した大豆を学校で食べるための野外学習(農業体験学習)に取り組んでいる。
この趣旨に賛同した信越放送(長野県)が長野県事務局をつとめ、県内の「大豆100粒運動」を後押ししている。
今回訪れたのは長野県安曇野市堀金小学校。この学校の大豆づくりには、信越放送はもちろん、地元の農家や安曇野市役所、松本農業改良普及センタ-、(株)甲信クボタなど、地元の多くの方々が支援している。
今年の6月には2年生4クラス(110名)の生徒による種まき、11月29日には、待ちに待った収穫作業がおこなわれた。(みんなの農業広場事務局)
左 :種まきの先生は地元の農家さん
右 :手押し式播種機を使っての播種作業体験
左 :今日の収穫作業の先生は甲信クボタの深石部長。まずは今日の収穫作業の進め方や収穫の仕方を説明
右 :今日の収穫方法は、シャベル(移植ゴテ)を使って、株の周りを掘ってから株ごと引き抜く収穫方法。まずお手本をお兄さんたちがやって見せた
左 :二人がかり引き抜くが、なかなか抜けない
右 :勢い余ってスッテンコロリン
左 :圃場に落ちた大豆を拾い集める子供。たちまち手のひら一杯の大豆が集まった
右 :お母さんたちも野外授業の見学に
左 :純農村地帯の小学校といえども、機械化・大規模化の進んだ現在の農業生産体系の中では、子供たちが農作業に触れる機会が少なくなっている。そんな中での大きな汎用コンバインでの収穫作業
右 :バリバリ音を立てながらみるみる大豆を収穫して行く状況に歓声とともに、目を見はる子供たち
左 :大きな汎用コンバインでの収穫作業
右 :収穫したソバをコンバインから取り出す
左 :おのおのが収穫した大豆を持って今日の収穫作業体験学習は終了した
右 :持ち帰った大豆は教室の外で乾燥させ、その後脱穀し、大豆の加工品を作り「育てる・つくる・食べる」までの一貫した体験学習を計画している