提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


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取り組みレポート



循環型社会をめざして、菜の花を咲かせよう!(熊本県大津町)

2010年02月22日

 熊本県大津町の女性の会は、耕作放棄地で菜の花を育てて景観を楽しんだ後、菜種から食用油を搾油し、使用済みの食用廃油からBDFを精製することで、地産地消の循環型エネルギーの定着をめざす活動をおこなっている。
 昨年度、クボタeプロジェクトの対象地区となり、耕作放棄地の再生に取り組んだことから、今年度も新たな圃場で、女性の会のメンバーが、独自に菜の花を育てている。



対象地


 2008年10月2日、耕起、除草、石拾い等の作業が行われた。大津女性の会のメンバーと、(株) 中九州クボタの担当者が一緒に作業を行った。


  
左 :耕起、石拾いなど  / 右 :耕起後の圃場


 10月11日には、播種に先立って、肥料の散布が行われた。
 ペレット状の鶏糞を、肥料まき機で圃場に全面散布したが、機械では撒けないところは、大津女性の会のメンバーが手散布した。
 また、前年度に菜種を育てた圃場では、こぼれた種から、すでに発芽していたため、管理機での溝上げを行った。


  



肥料散布の様子


 続いて10月28日には、播種を行った。


  


  
播種作業の様子


春に菜の花を楽しんだ後、2009年5月22日に、菜種を収穫した。



収穫作業

 大津女性の会では、2009年の夏祭りで、この菜種から作った菜種油で天ぷらを揚げて提供し、菜の花コンサートを開いた。(みんなの農業広場事務局)