提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


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取り組みレポート



30年間放棄された土地にコスモスが咲いた!(兵庫県丹波市)

2009年12月24日

昭和46年(1971年)に構造改善事業によって整備されたまま、一度も農地として使われたことがなかった土地が、コスモスと牧草が広がる圃場に見事に甦った。


兵庫県丹波市市島町の樽井育農会(土田正二代表、15人)は、30年近く耕作放棄されていた市島町下竹田樽井の農地を復活させるため、今年度、クボタeプロジェクトの力を借りて、6haもの土地の再生に取り組んだ。


  
フレールモアでソルゴーや雑草を細かく裁断


    
プラソイラで荒耕起した後、ロータリで耕うん


2008年12月、雑草の除去が始まった。対象地に生い茂っていたソルゴーや雑草が、フレールモアによって細かく裁断された。2009年4月には、播種にそなえて本格的に作業開始。プラソイラで粗く耕起したあとを、ロータリで細かく耕うんした。その後、牧草とコスモスが播種され、20日後には、どちらも順調に発芽する様子がみられた。そして9月には、コスモスも牧草も見事に育ち、牧草が無事に収穫された。


しばらくは景観作物を育て、いずれは、この土地での有機野菜栽培や米作りを目指している。


  
2009年3月、収穫間近の牧草(左)とコスモス畑(右)