提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ
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カボチャやスイカを定植した後に蔓から根が発生する状態は、よく見られます。これは気根といい、植物が茎から根を出すことを指しています。野菜では、トウモロコシ(支柱根)、キュウリ、トマト、カボチャ、スイカ等はこれが見られます。何らかの原因で、地下部の空気の乏しい環境が発生した場合、根腐れを防ぐため地中から地表へ発生してきます。
根を土から離した場合、養水分の吸収が制限されて悪くなるため、そのままの状態におくのが望ましいです。
畑が狭くとありますが、カボチャやスイカ、トウガンなどは立体栽培がおすすめです。
支柱を1m間隔で4本立て、その支柱間は、斜めにヒモか竹などを配置し(15~20cm幅)、3~4本の子づるをはわせるように作ると、日当りもよく、生育も順調になります。
栽培方法は、(1)苗の定植、(2)本葉5~6枚で摘芯、(3)子づるが3~4本でてきたら各支柱に誘導し、各つるをらせん状に伸ばしていきます。
植え付け前には、(1)堆肥を十分施用(㎡当たり3~4kg)、(2)かきがら石灰(有機石灰300g/㎡)、(3)元肥(有機質肥料 例6-8-6で150g/㎡)をなるべく深く耕して準備します。