提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ

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よくあるご質問(pick up!)


畜産

稲WCSロールについてです。刈り取り後にロールにしてラップをした段階から、ロールの中の硝酸態窒素がどう変化していくのかを教えてください。

サイレージの硝酸態窒素については、サンプルを採取して分析をすることで硝酸態窒素の増減を確認できます。一般的に、サイレージにすることで硝酸態窒素は減少すると考えていいと思いますが、条件によっては増加することもあります。


●飼料作物の栽培では、堆肥利用の一環として畜産農家が堆肥を利用するため、圃場に窒素成分が蓄積されて、硝酸態窒素の高い牧草が生産されることがあります。また、傾斜地で栽培することも多く、圃場の低い部分の牧草で硝酸態窒素が高くなることがあります。

●稲作においては、食味の観点から施肥量を抑えて栽培しているので、水田での窒素蓄積量は多くないと考えます。実際、米生産から稲WCS専用品種に栽培を切り替えた農家等では、「窒素施肥量が少なく収量が取れない」という事例が散見されます。

●優良なサイレージを生産するためには、調整時の水分量を70%以下にする必要があります。牧草等では刈り取り後に予乾してロール・ラップするため、その時に水分を調整しますが、稲WCSでは、収穫とロールが同時にできる機械を利用していることが多いので、稲が濡れている時の刈り取りはしないことなど、注意が必要です。また、早生品種では、隣接する水田に水がある場合が多く、その結果、水分が高い状態での刈り取りとなることが多いので、刈り取り予定日が決まったら、早めに水を切っておくとよいでしょう。

●稲WCSを利用する畜産農家とのコミュニケーションをとり、品質の良い稲WCSづくりにフィードバックすることをお勧めします。


さらにご不明な点などがありましたら、お近くのJAや普及指導機関に相談されるとよいでしょう。