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よくあるご質問(pick up!)


稲作

コシヒカリを極早生と言う人もいれば中生と言う人もいます。何が違うのですか?

誤解されやすいのですが、水稲は、同じ品種であっても「早生」か「中生」か、あるいは「晩生」かは、地域によって異なります。これは、同じ品種であっても、地域ごとに異なる稲作期間の中では、収穫が早い方だったり遅い方だったりするためです。


例えば、6月中から下旬中心に田植えを行う九州では、コシヒカリは9月中旬から、ヒノヒカリは10月上旬から、さらに、それ以降には飼料用米等と収穫期間が長く、その中で収穫が最も早いコシヒカリが「極早生」になります。
一方、東北・北陸(あるいは九州でも阿蘇や久住等の高冷地)では、5月中から下旬に田植を行い、9月中から下旬に収穫するため、この期間中に早生品種から晩生品種が存在することになります。つまり、コシヒカリは、九州では収穫が最も早い「極早生」ですが、北陸ではもっと早く収穫する品種があるので「中生」になるというわけです。


公的機関等の資料の場合でも、育成地(その品種を育成した試験場等)のある地域では中生になるため「中生」と書いてある一方で、実際に栽培する地域の資料では「早生」と書いてあることがあります。東北・北陸地域の「中生」「晩生」は、九州で栽培すると、ほぼすべて「極早生」と言ってよいと思います。