提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


稲作

10月に稲刈りをした後に耕耘してレンゲを植えています。昨年は同時期に耕耘して"走り水"をしてから播種しましたが、今年の春はレンゲらしきものは出て来ませんでした。水不足だと思うのですが、耕耘・播種後、どのくらいの期間潅水が必要でしょうか。

稲刈り後にレンゲを播いて、次期作物のための土づくりに役立てる取り組みは、化学肥料の軽減や他の雑草の抑制、さらにはレンゲ花を待っての次期作物栽培なら景観形成にも役立つ素晴らしい取り組みだと思います。

レンゲは、マメ科の作物で乾いた圃場での栽培が適しています。
家庭花壇等のレンゲ栽培とは違い、一般に、水田でのレンゲ栽培は、水を入れたり潅水する必要はないと考えます。
イネ収穫後の耕耘後に走り水をして種まきをされたということですが、湿害によって種が発芽しなかったのかもしれません。また、土の塊が大きいとレンゲの小さな種が深く入り込んでしまい、そのために発芽しなかったという可能性もあると考えられます。

レンゲの播種の際には耕耘、整地を丁寧に行い、できるだけ表面の土を細かく砕土します。種子は、10月上旬ごろに乾く圃場の場合は2kg/10aに、これより遅く乾く湿田の場合は4kg/10a播種します。播種後に軽くレーキをかけるか鎮圧して、軽く覆土を行います。
他の省力的な播種法として、稲刈り前にレンゲを播種し、コンバイン収穫後の稲ワラを覆土がわりにする方法もあります。
寒さが来る年末までに、レンゲの生育をある程度確保しておくことが必要です。この時点でレンゲが生育していない場合は、生育の確保が見込めないと考えて良いと思います。


参考
水稲の有機栽培技術とカバークロップの利用法
レンゲの栽培方法と肥料としての効果は?