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青虫の足あと【44】

2011年03月11日

お弁当の遺伝

    山田早織


私は料理のレパートリーが少ない!!
えばることではないけれど・・・あえて公表もしたくないけれど・・・

以前、料理のレシピはどうするか? どこから仕入れるか? ということが年代別に紹介されていたのを見たことがある。
年代が上がるほど「自分の頭の中にある」、下がるにつれて「人に聞く」、「本で調べる」、「ネットで調べる」・・・になっていく。
私はどの年代に入るんだ??


以前は本で調べていた。たとえばビーフストロガノフを作りたいとき・・・
本屋でひたすら立ち読みをして、ビーフストロガノフが載っている本を探してから、購入。
一度作って気に入ったものは、本をまた探すのが面倒だから、レシピノートに書いておく。


でも、意外に便利に使えるのは、やっぱりネット!
しかも、ケイタイから見ることができるもの。
なぜなら・・・買物をしながら検索ができるから。

あ! 今夜はアレを作ろう!! と思ったとき・・・何を使うの? どう作るの??
初めて使う食材を目の前にして・・・この食材の調理法は??
市販の○○の素は使わずにアレを作ってみたいけど・・・調味料は何が必要??


たとえば・・・「ひいか」が安い!! でも、ひいかって使ったことがない。
皮をむくの? そのまま使えるの? どんな料理に合うの??
わからなかったらその場で検索!
あぁ、こうすればいいんだ!!・・・で、買うか買わないか考える。

本は、手元にないと意味がない。家で調べるにはいいけど、なかなか事前に調べられないもの。
よく鮮魚売り場の人に魚の調理法を聞いていたけど、忙しそうでなかなか声をかけづらかったりする。個人の魚屋さんには聞きまくりますが。
そんなときはネットが便利!!


野菜も、そう。
最近のスーパーは、レシピを紹介しておいてくれたり、クッキングスタジオなどがあったりする。いままでこんな食べ方を知らなかった!! とか、新しい野菜の利用方法がわかりやすいと、とっても助かる。

ネットでレシピを検索するのも、同じこと。それに、けっこうマニアックな食材の調理法も、こちらが驚くほどしっかり載っている。
ネットのおかげで、食材を選ぶときの「選択の幅」が広がる。
それは買い手にとっても、また売り手にとっても、うれしいことだ。
料理ライフを充実させるために、ネットの力を大いに借りようと思う。


ところで、一番の得意料理は、母から教わったものです。
母に電話でレシピを聞くと、「しょうゆと砂糖と・・・適当に。あ、みりんも入ったかねぇ??量? 適当じゃん。じょぼ~・・・くらい」ととてもわかりづらい。でもそれが一番忘れない、身体で覚えるってヤツです。

やまだ さおり

静岡県浜松市出身。フランス料理店に勤務後、23歳で起業した(有)しあわせ家族代表取締役、園芸福祉士。培養土、花苗・野菜苗の販売のほか、庭づくりや商店のディスプレー、野菜の宅配など、関心とニーズのある分野に事業とボランティアを展開中。


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