「野菜ソムリエ」の元気を作るおいしい食卓【5】
2014年05月21日
「体験農園」最初の収穫は間引き菜!
新年度の「体験農園」がスタートして早1カ月半。あっという間に緑の多い畑になってきました。
ネギ・トマト・ミニトマト・ナス・ピーマン・ニンジン・コマツナ・カブ・エダマメ・ダイコン・サラダゴボウ・サトイモ・キタアカリ(ジャガイモ)・トウヤ(ジャガイモ)の14種の野菜たちの種が芽を出し、苗がスクスクと育っています。
収穫には、もう少し時間がかかりそうですが、今日は畑のメンテナンスを兼ねて、コマツナとカブの間引き。どちらも柔らかい葉っぱ、そしてカブには直径1cm足らずのかわいいカブが実っていました。ひとつひとつブラシや爪楊枝を使って泥を落とす作業は手間がかかりますが、それだけの価値があるおいしさです。
今回はそんな畑のようすと、間引き菜を使ったお料理をご紹介します。
●ネギ
まだまだ細くて頼りない感じです。それでも成長に合わせて、そ~っと土寄せ。無理に土をかけすぎると生育を妨げてしまうそうなので、そ~っと、そ~っと。太くて甘いネギになる日を夢見て・・・。
●ミニトマト
たくさんの花を咲かせ、グングン大きくなっています。ちょっと見ないうちに、脇芽も大きく育っていて驚かされます。一番下の花は、さっそくかわいい実をつけていました。
●ナス
まだ小さい苗だというのに、どんどん花が咲き始めています。根元の脇芽をかいたら、チクリ! 大きな刺のある葉にビックリ。
●ピーマン
白い花がかわいい赤ちゃんピーマンになりました。苦味のあるピーマンからは想像できない、可憐なこの花が好きです。
●ニンジン
細くて小さくて心配なニンジンの芽。それでも、ようやくニンジンらしい葉っぱがちらりほらり。掘りたてのニンジンの濃厚な香りも楽しみですが、ニンジンの葉も同じくらい楽しみにしています。新鮮な葉っぱのかき揚げは最高のおいしさです。
●コマツナ、カブ
マルチの穴にびっしりと育ったコマツナとカブ。そろそろ間引きの時期です。ところどころ、先に虫クンたちに食べられた跡がありますが、気にせず収穫! 間引き菜を楽しみます。
●エダマメ、ダイコン
たった3日ほどで土から顔を出し始め、1週間ですっかり双葉が出そろいました。種のもつ生命力には、いつも驚き感動です。種まきを手伝ってくれた主人は、早くも「エダマメ&ビール」が待ち遠しいようです。
●サラダゴボウ
一列に筋を作り、ていねいに均等になるようまいた小さな小さな種が、かわいい芽を出しました。初めて育てるサラダゴボウ! この先どんな葉をつけ、どんなゴボウが収穫できるのかワクワクしています。
●サトイモ
ちょうど1カ月前に植えた種芋が、ようやく芽を出しました。なんともスローペースなサトイモ! 収穫はいつになるやら。
●ジャガイモ
今回はキタアカリとトウヤの2種類のジャガイモを育てています。地上の苗はすっかり大きくなり、花も咲かせています。大きなお芋が収穫できるよう、太い2本を残して、「芽かき」の作業も行いました。
今年度の初収穫「間引き菜」は、自分で育てているからこそ採れたてを食べられる、柔らかい菜っ葉です。
お味噌汁の具やおひたしもおいしいけれど、暑い日にはスタミナUPのニンニクと合わせて炒め物に。くだいたピーナツも加えて、コク&食感をプラスしています。
【材料】 4人分
間引き菜(右) 適量
ニンニク 1片
ピーナツ 大さじ2
ゴマ油 適量
塩 ひとつまみ
【作り方】
1. 間引き菜を食べやすい大きさに切り、ニンニクはみじん切りにする。ピーナツはくだいておく。
2. フライパンにゴマ油・ニンニクのみじん切りを入れ弱火で油に香りを移し、間引き菜・ピーナツを加え、さっと炒め、塩をふる。
たしろ ゆきこ
野菜ソムリエ・アスリートフードマイスター。「楽しく、美味しく、健康な生活を!」をコンセプトに野菜についてのコラム執筆、セミナー開催、レシピ考案などを行っている。ブログ「最近みつけた、美味しいコト。。。」で日々の食事メニューを発信中。