ジャガイモの作り方(家庭菜園向け)
栽培のポイント
●土壌のpH値が高いと、そうか病が発生しやすくなるので、石灰は多用しないようにします
●防疫検査に合格した、たねいもを使います
●たねいもは、切断後に2~3日、日陰で乾かしてから植え付けます
●病害虫防除は早めに行います
たねいもの準備
いもは頂部に芽が多く、芽が出るのも早いため、切断する場合は頂部を中心に縦切りし、どのたねいもにも2~3芽をつけるようにします。
たねいもの大きさは、1個40~50g程度が目安です。
たねいもが大きいほど、株当たりの収穫量は多くなりますが、茎数が多くなり、粒揃いが悪くなります。
植付け
芽が出たら、晩霜の被害を受けない時期に、なるべく早く植え付けます。
深さ10cmに穴を掘り、たねいもの切り口を下に向けて、30cn間隔で植え付けます。
マルチ栽培の場合は、植えた後に畦の表面を平らにして、マルチを敷きます。
芽かき
芽の長さが10cm程度になったら、生育の良い芽を1~2本残し、根が浮き上がらないよう、片手で根元をおさえながら引き抜きます(芽かき)。
芽かきをしないと、小さいいもが多くつき、品質が悪くなります。
主な病害虫
●主な害虫
アブラムシ、ヨトウムシ、ネキリムシ、ジャガイモガ、テントウムシダマシ類 など
●主な病害
そうか病、粉状そうか病、疫病、黒あざ病、軟腐病 など
左から上から 黒あざ病 / そうか病
左から上から 粉状そうか病 / 疫病
(画像提供 :梶原敏宏氏)
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