提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


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根菜類いも類

サトイモの作り方(家庭菜園向け)

(2023年9月 施肥量等を修正)

栽培のポイント

●優良な種イモを選びます
●有機物を施し、品質のよいものを作ります
●発育適温は25~30℃で高温・湿潤、強光を好み、土壌の乾燥には弱いです
●連作を嫌うため、同じ畑に最低3年は作付けしないようにします

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品種

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  石川早生丸
  早生蓮葉(はすば)芋
  土垂(どだれ)
  えぐ芋
  烏播(うーはん)
  赤芽
  唐芋(からいも)
  八つ頭
  蓮いも

栽培ごよみ 


 (南関東標準) 

畑の準備

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 ※熔成リン肥のリン酸は土壌中に残るため、毎作施用する必要はありません。

催芽方法

早掘り用に、また、生育を揃えるため、あらかじめ芽を出させてから植え付けます。
たねいもの大小を区別して、発泡スチロールの空き箱などに入れ、いもが見えない程度に川砂で覆土し、過湿にならないようにかん水します。
温度管理は日中20~30℃、夜間12℃程度で、芽が2~3cmに伸びた時が植付け適期です。 

植付け

植付けの深さは、頂芽が地表から約10cmの位置です。
浅植えは、子いものつきが早く、数も多くとれますが、日焼けが出やすくなります。
逆に、深植えは生育が遅れ、たねいもが腐食したり、いもが長型になりやすいので注意します。
5月中旬頃、勢いのよい芽を1本残し、他の芽は取り除きます。 satoimo_uetsuke.jpg

追肥と土寄せ

追肥は、6月中旬と7月中旬の2回行います。
1株当たり120gの有機質肥料を施し、土寄せします。
最後の土寄せ後に敷きわらをして、乾燥を防止します。

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主な病害虫

●虫害
アブラムシ類、ハスモンヨトウ、コガネムシ類、センチュウ類
●病害
乾腐病、軟腐病


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左から上から ハスモンヨトウ / 軟腐病
(提供 :梶原敏宏氏) 

収穫

収穫は、10月下旬~11月上旬の降霜の頃に、茎葉がしおれてきたら行います。
掘り取ったいもの貯蔵は、親いもをつけたまま、軽く土を落として茎を下むきにし、穴を掘って順に埋めます。 
稲わらや麦わらなどで山になるように覆い、その上に土をかぶせます。


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