提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


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根菜類いも類

ゴボウの作り方(家庭菜園向け)

(2023年9月 施肥量等を修正)

栽培のポイント

●耕土が深く、排水のよいところを選びます
●酸度の強い土を嫌います
●土づくり(耕盤の破砕・砕土)は入念に行います
●初期生育を揃えることがポイントです
●一度作付けしたら4~5年休み、連作をしないようにします

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品種

春まき・秋まき共通
(短根種) サラダむすめ、ダイエット、てがるゴボウ
(普通種) 渡辺早生、山田早生、柳川早生、みとよ白肌

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栽培ごよみ


(南関東標準) 

畑の準備

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タネまき

あらかじめ一昼夜水に浸したタネを、6~10cm間隔で、1か所に4~5粒まきます。 

間引き

本葉1枚の頃と3~4枚の頃に間引きをします。
生育の悪いものや良すぎるもの、葉柄が大きく開いたものなどを間引き、最終的な株間を8~10cmにします。
 


追肥

本葉2~3枚の頃と、7~8枚の頃に追肥をします。
1㎡あたり40g程度の有機質肥料を株元にばらまき、土と軽く混ぜておきます。 
生育期間が長いので、肥切れしないよう、気をつけましょう。
 

主な病害虫

●主な害虫
アブラムシ、ヨトウムシ、ネキリムシ、センチュウ類 
●主な病害
黒斑細菌病、黒あざ病、黒斑病 


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アブラムシ(2枚ともに)

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黒斑病 
(提供 :梶原敏宏氏) 

▼その他の病害虫についてはこちら

収穫

収穫までの日数は、120~150日です。
根の太さが直径15~20mmになったら、収穫を始めます。
冬になると地上部は枯れますが、根部は寒さに強いので、食べる直前に掘り取ります。

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ミニ情報

●サラダ向け品種
品種は、サラダむすめ、ダイエットなどがあり、播種後100日程度で収穫できる超極早生種です。根長が35~45cmの短根太ゴボウなので、極端に深い耕土を必要としません。

●葉ゴボウ
香りのある春の若い根と、葉柄を料理で楽しむ人気のゴボウです。根には普通のゴボウの10倍以上のビタミンCがあります。

●ゴボウの袋栽培
ゴボウは根が深く、畑に作った場合は掘り取りにくいので、肥料(20kg)の空き袋などを利用する、「袋作り」も楽しいものです。

袋に畑土を8分目ほど入れ、有機質肥料を7~8gほど混ぜ込みます。1カ所4~5粒のタネを4カ所にまき、土をかけます。その後、1カ所1本に間引き、1袋で4本のゴボウを収穫します。短根の品種がおすすめです。


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◆家庭菜園に関する、その他の情報はこちらから