提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


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葉茎菜類

ワケネギの作り方(家庭菜園向け)

(2023年8月 施肥量等を修正)

栽培のポイント

●生育適温は10~25℃で、根深ネギに比べ耐寒性、耐暑性はやや劣ります
●排水の良い砂壌土から壌土に適しています
●堆肥を充分混合し、通気性の良い土で栽培します
●酸性土壌を嫌うので、酸度でpH6~6.5を目標にします
●周年栽培ができます

品種

在来種のワケネギ(一部ワケギ)
(毎年7月下~8月上旬に苗が販売されます)

2015wakenegi_1.jpg

栽培ごよみ

2015wakenegi_hyo.jpg
 (関東標準) 

畑の準備

2023wakenegi_jyunbi.jpg

定植と仮植

●普通栽培(定植)
7月下旬~8月上旬に、畝幅60cmおきに深さ10cmの溝を作り、太い苗は1~2本、細い苗は2~3本を15cm間隔において、土を2cmほどかけて覆土し、その上に堆肥を2~3cmほど乗せて土の乾燥を防ぎます。

●苗の仮植
9月以降の植付けに備えるため、苗を20cm幅に15cm間隔に仮植をし、土を2cmほどかけ、その上に堆肥を薄く乗せて、9月、10月に植付けるときの苗として利用します。

追肥

8月上旬植えは、約1カ月おきに3回ほど元肥に使用した肥料を㎡当たり50gをばらまきます。
仮植苗もほぼ同じように㎡当たり40~50gをばらまきます。

培土

以前はワケネギの白い部分を作るために2~3回の土寄せをしていましたが、現在は緑色部分の多い方が体に良いということで、土寄せをしない傾向にあります。

病害虫

病害では、べと病、さび病(写真)、葉しょう腐敗症などが、虫害では、ネギハモグリバエ、ネギアザミウマ、アブラムシなどが問題になります。

2015wakenegi_2.jpg

収穫

草丈50cm程度になったら、株ごと掘り上げて収穫します。
臭いも少なく軟らかで、ネギぬた、汁の具、薬味として利用します。

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