アスパラガスの作り方(家庭菜園向け)
栽培のポイント
●苗を購入すると収穫までの期間が短縮できます
●耕土が深く、排水のよいところを選びます
●有機物(堆肥)は多めに施します
●翌年を考えて、収穫は早めに打ち切ります
●酸性を嫌います
●特に露地栽培では難病の茎枯病に注意します
品種
幼茎の着色の有無から青茎系と着色系(※) の2種類があります。
青茎系は温度が低くてもアントシアニンが発生せず、幼茎が軟弱で収量が少なく、着色系は低温で幼茎が紫色になり、硬くなる欠点を持っています。
※茎にアントシアニンが出て薄い赤紫色になる
苗づくり
タネをまく畑は、日当たり、排水及び通気性のよい、土の肥えたところを選びます。
本畑1aには20㎡の苗床が必要です。
10㎡当たり堆肥20kg、有機化成(6-6-6)2kg、有機石灰2kgを全面に施して土とよく混ぜます。
整地後うね幅45cm、株間10~12cmで、1か所2粒ずつまき、厚さ3cmに土をかけます。
発芽までに約20日くらいかかるので、土が乾いたら適宜かん水します。
また、有機質肥料を1㎡当たり50gを施します。
秋には草丈50~60cm、茎数5~6本の苗ができます。
地上部が枯れたら地際から刈り取り、根株を翌年の3月下旬から4月上旬にかけて植え付けます。
植付け後の管理(2年目以後)
●間引き
草丈が15cmぐらいになったころ、1本に間引きます。
●追肥 :
有機配合肥料(6-6-6)を10㎡当たり1kg施します。
○第1回目 :春の芽出し肥として2月中~下旬に
○第2回目 :夏肥として収穫直後に
○第3回目 :秋肥として8~9月の秋芽がでる前に
●茎葉の刈取り
秋に茎葉が枯れてきたら、鎌で地際から刈り取り、乾燥させて焼却処分します。
●かん水
うね全面に敷きわらか、刈り草を敷きます。
夏の高温期には適宜かん水します。