提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


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葉茎菜類

モロヘイヤの作り方(家庭菜園向け)

(2023年12月 施肥量等を修正)

栽培のポイント

●土壌適応性は広く、中性を好みます
●耕土が深く、排水良好な場所が適しています
●発芽適温は25~30℃で、高温・日照を好みます
●小まめに若芽をつみとります
●タネはごく小さいので気をつけます
●莢や種子は有毒成分が含まれるので食べないようにします。

202312moroheiya_image1.jpg

品種

品種の分化は不明。「モロヘイヤ」と呼ばれている市販のタネを使います。

栽培ごよみ

moroheiya_hyo.jpg
 (南関東標準) 

畑の準備

202312moroheiya_jyunbi.jpg

育苗

発芽適温が高いので、地温・気温の高くなる頃に、苗床かポリポットを利用してタネをまきます。
遅まき(5月中旬以降)の場合は、じかまきでもよいでしょう。

植付けと植付け後の管理

本葉4~5枚の頃に植付けます。
株間は40cmで、1条植えにします(じかまきの場合も同じ)。

植付け1~2週間たって、根づいて新葉が出てきたら、本葉5~6枚を残して摘芯します。
収穫後、月に1回の割合で有機化成肥料を500gほど施し、軽く土寄せをします。
乾燥しすぎると肥効が落ちるので、適宜かん水します。


主な病害虫

●主な害虫
コガネムシ(成虫)、ハダニ、ハマキムシ、ヨトウムシ

収穫

葉が繁ってきたら、適宜新葉を摘みとり、収穫します。
分岐性が強いため、混みあっているところから収穫をはじめます。
収穫する長さは、15~20cmを目安とします。

202312moroheiya_image2.jpg

ミニ情報

■群を抜く栄養・成分

モロヘイヤの国内での栽培は近年のことで、1980年代に、栄養価が高く簡単に栽培ができるということがマスコミなどで紹介され、栽培が急速に拡がりました。
夏の高温期に重宝される野菜の中でもモロヘイヤは、ミネラル、ビタミン類が最も多く、抗酸化力が跳びぬけて高いということです。

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