提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


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葉茎菜類

アシタバの作り方(家庭菜園向け)

(2024年2月 施肥量等を修正)

栽培のポイント

●生育適温は、15~20℃です
●暑さ・強光や乾燥に弱いので、夏涼しく風通しのよい、半日陰のところが適しています
●秋にタネをまき、3~4年後に開花・結実した株は枯死します
●こぼれたタネは自然発芽し、株の更新により5~6年収穫が楽しめます
●土壌適応性が広いですが、とくに排水のよい場所が適しています。


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品種

●青茎系
八丈島での品種で、一般的に良品とされます。
●赤茎系
伊豆七島の三宅島以北の島々や房総・紀伊半島に多く、耐寒性に優れ、アシタバ独特の香気が強い、作りやすい系統です。


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栽培ごよみ

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 (南関東標準) 

タネまき・苗の購入

10~11月ころ結実したタネを2~3日陰干しにし、遅くとも年内にはまき終わるようにします。
特に「取りまき(※)」は、発芽率、初期生育に優れています。
タネをまくときは、1m四方に20mlのタネを畑全面にばらまき、かん水をします。
購入苗を使用する場合は、春先に販売される苗を使います。

取りまき: 取ったタネをすぐにまくこと

畑の準備

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●購入苗を使用する場合も同様にします。

苗の植付けと追肥


タテヨコ30cm間隔に、2条植えにします。
毎年9月上旬、11月下旬、1月下旬、3月下旬、5月下旬の5回、10㎡当たり有機質肥料400gを条間にばらまきます。

主な病害虫

●主な害虫
アブラムシ、ウドノメイガ

●主な病害
疫病、白絹病

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ウドノメイガ 若齢幼虫()と成虫(

(提供 :東京都 病害虫防除所)
(クリックすると大きく表示されます)

収穫

収穫は周年可能ですが、盛夏期は新芽の発生が少なく、古株がとう立ちしてくるので株を休ませ、10月ごろから7月にかけて収穫するとよいでしょう。
収穫する葉は、新芽が半分展開したころから、葉が開いて2~3日たった柔らかいものを、根元から切りとります。
草丈30cm以内が良質とされます。

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