提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


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葉茎菜類

ミョウガ(花ミョウガ)の作り方(家庭菜園向け)

(2023年12月 施肥量等を修正)

栽培のポイント

●よい種株を選びます
●有機物はたっぷり施します
●強光線下では葉枯れをおこしやすく、半日陰を好みます
●高温・乾燥に弱いので注意します

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品種

●夏ミョウガ(早生)
花蕾重の平均は10g程度で、7月中旬から8月下旬にかけて収穫となります。
●秋ミョウガ(中・晩生種)
花蕾重の平均は13g程度で、8月下旬から9月下旬にかけて収穫となります。

栽培ごよみ


  (南関東標準) 

畑の準備

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根茎の植え付け

春植の場合は、3月下旬~4月上旬が植付け適期
根株の植付けは無肥料で、6月に追肥を行います。翌年、地上部の枯死後2~3月に有機質肥料を前面に施用します。
(ミョウガの根茎は肥料に弱く、肥焼けを起こしやすいので、植付け時の施用は控えます)




植え付けの管理

●かん水
6~7月の生育盛期に降雨の少ないときは、かん水をします。
●敷きわら
乾燥防止や雑草防止、根茎の防寒、有機物の補給のため、敷きわらをします。
晩秋または萌芽前に、落葉か刈草などを利用し、2~3cmの厚さに敷き込みます。
●株の間引き
植付け後4~5年もすると、茎が込みあってきます。
6月上中旬頃に、1㎡当たり80本程度になるように間引きます。

202312myoga_image2.jpg

主な病害虫

●主な害虫
アワノメイガ、フキノメイガ、ヨトウムシ

●主な病害
根茎腐敗病


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左から上から フキノメイガ / ヨトウムシ

(提供 :梶原敏宏氏)
(文中の画像をクリックすると大きく表示されます)

収穫

花蕾が地上部に出て十分肥大して、花穂が出はじめる直前が収穫適期です。
夏ミョウガは7月頃から、秋ミョウガは8月下旬頃から収穫できます。

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花が咲いたミョウガ

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