提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


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農作業便利帖


葉茎菜類

ワケギの作り方(家庭菜園向け)

(2023年8月 施肥量等を修正)

栽培のポイント

●生育の適温は15~25℃で、温暖地を好みます
●保水性、通気性のよい砂壌土が適しています
●酸性土壌を嫌います

品種

●在来種が多く、自家採種がほとんどです
●早生種と晩生種があります
●広島では、木原早生と木原晩生があります
<木原早生>  球の外皮は黄褐色、肉の皮色は白色、葉色は濃緑で、耐寒性が強い。産地では「寒さ知らず」と呼んでいます。
<木原晩生1号>  球は大きくて丸く、外皮は赤褐色です。産地では「紫種」と呼んでいます。

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栽培ごよみ


  (南関東標準) 

畑の準備

202308wakegi_jyunbi.jpg

種球の準備

種球の根の出る部分が均等につくように、種球をひとつひとつに分けます。
10㎡当たりの所要量は4kg前後です。

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植付け

畑の有効利用を考えて、150cmのベッドに、秋冬どりは60cmの条間で3条、春どりは秋冬どりの間に2条に植え付けます。

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植え付け時期は、秋冬どりは8月下旬、春どりは9月中旬です。
種球の3分の2程度を埋め込むようにして植え付けます。

追肥とかん水

●追肥
第1回は植付け50日後、第2回は100日後に、有機質肥料5kgを条間に施し、軽く土と混ぜます。
●かん水
土が乾いたら、随時かん水をします。

主な病害虫

●主な害虫
アブラムシ類、ネギアザミウマ、ネギハモグリバエ、ヨトウムシ、ネダニ

●主な病害
べと病、灰色かび病、疫病


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左から上から ネギアブラムシ / アザミウマ / ネギハモグリバエの被害 (画像はネギ)

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べと病 (画像はネギ)

(提供 :梶原敏宏氏)
(文中の画像をクリックすると大きく表示されます)

収穫

草丈が30cm以上になったら、大きな株から順次抜きとって収穫します。
収穫が遅れると、根元がラッキョウのように肥大して、品質が低下するので注意します。

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