提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


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葉茎菜類

パセリーの作り方(家庭菜園向け)

(2024年1月 施肥量等を修正)

栽培のポイント

●生育の適温は15~20℃です
●高温、過湿、乾燥に弱いので気を付けます
●購入した苗を使用すると、比較的育てやすいでしょう

202401parsley_image1.jpg

品種

●カーリ・パラマウント
葉は濃緑色で肉厚、葉縁はよくカールする。生育旺盛で耐寒性にすぐれる
●USパラマウント
冬どりに適する
●中里パセリー
株ぞろいよく、夏でも葉柄の伸びすぎや開きすぎもなく、夏どりに適す

栽培ごよみ

parsley_hyo.jpg
  (南関東標準) 

苗づくり

1㎡当たり有機石灰300g、過リン酸石灰100g、完熟堆肥4~5kg、有機質肥料(6-6-6)200gを全面にまき、よく混ぜ込みます。
タネはごく小さいので、コート種子を使います。


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コート種子(左側は普通のタネ)

14~20日後に50cm幅のベッドを作り、タネを2条のすじまきし、薄く覆土後不織布をかけます。
間引きは、第1回が本葉2~3枚のころに行います。

苗を多くとるために畑に苗床をつくりますが、少ない場合は、ポリポットなどを利用するとよいでしょう

畑の準備

202401parsley_jyunbi.jpg

植付け

本葉が5、6枚になったら、株間15cm程度に植付けます。

追肥

11月頃の収穫はじめから、月1回の割合で追肥します。
条間とうねの肩のところに10㎡当たり400gの有機質肥料をまき、軽く土と混ぜこみます。

主な病害虫

●主な害虫
キアゲハ、ネキリムシ、アブラムシ類

●主な病害
軟腐病、疫病


parsley_abura.jpgparsley_abura2.jpg  
パセリアブラムシ()と被害() 

(提供 :梶原敏宏氏)
(文中の画像をクリックすると大きく表示されます)

収穫

本葉12枚ころから収穫できますが、15枚位の大株にしてから収穫を始めた方が、株疲れが少なく、長く収穫できます。
一度にたくさん取らず、完全にカールしたものから収穫します。

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