提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


農業のポータルサイト みんなの農業広場

MENU

農作業便利帖


葉茎菜類

ニラの作り方(家庭菜園向け)

(2023年8月 施肥量等を修正)

栽培のポイント

●良い苗をつくります
●微酸性の土を好みます
●有機物を多く施します
●株疲れを防ぐため、追肥を忘れずにおこないます

202308nira_image01.jpg

品種


広幅ニラ、グリーンベルト、大葉ニラ、テンダーポール(花ニラ)など

栽培ごよみ


 (南関東標準) 

苗づくり

●タネまきの7~10日前に、1㎡当たり有機質肥料(6-6-6)130g、苦土石灰200g、熔成リン肥100gを施用し、よく土と混ぜます。 
●条間15cmで3~4条にすじまきします。タネの間隔は1cmで、タネが隠れる程度に土をかけ、軽く鎮圧します。
●育苗期間は約60日です。

畑の準備

202308nira_jyunbi.jpg

植付け

タネまき後60日ほどすると、草丈30cm前後の苗ができます。
分けつ3本苗を2~3本まとめ、10~15cm程度の深さ、25~30cmの株間に植付けます。

202308nira_uetsuke01.jpg

追肥と土寄せ

植付け後20日目ごろに第1回目の、40日目ごろに第2回目の土寄せをします。
このとき、10㎡当たり2kgの有機化成をを株際にすじまきします。
2年目以降、収穫ごとに窒素成分を10㎡当たり20~30gほど追肥します。

花ニラ切り

8月になるとトウ立ちしてくるので、花ニラとして利用します。

主な病害虫

●主な害虫
ネギアブラムシ、ネダニ、ネギコガ
●主な病害
萎縮病、株腐細菌病、黒腐菌核病、さび病、白斑葉枯病


nira_negi_negiabura.jpg  nira_negi_negikoga.jpg
左から上から ネギアブラムシ(ネギ) / ネギコガ(ネギ)

nira_negi_sabibyo.jpg
さび病(ネギ)

(提供 :梶原敏宏氏)
(文中の画像をクリックすると大きく表示されます)

収穫

2年目の春に春刈り(株を地際から刈り取る)をします。
●春どり 4~6月  収穫間隔は15~20日
●夏どり 7~8月  収穫間隔は10日
●秋どり 9~10月 収穫間隔は15~20日
なお、夏どりは株疲れしやすい(株へのダメージが大きい)ので、春と秋の収穫を重視すると良いでしょう。

202308nira_image02.jpg

◆家庭菜園に関する、その他の情報はこちらから