提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


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果菜類

ハヤトウリの作り方(家庭菜園向け)

(2023年6月 施肥量等を修正)

栽培のポイント

●生育適温は20~22℃で、温暖な天候を好みます
●短日性で、9月以降に孫づるに着果します
●肥沃で保水力のある土壌がよいでしょう
●つるの長さが5m以上になるので、広いスペースが必要です

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品種

●白色種(ホワイト・アイボリー)
果皮が白く、刺毛が多く、果実は淡黄色で象牙色をしています。
●緑色種
やや大型で、果皮は淡い緑色をしており、草勢は強健で果実を多くつけます。食味は白色種より劣り、青臭味があります。

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栽培ごよみ

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 (南関東標準) 

畑の準備

202305-2hayatouri_jyunbi2.jpg

植付け

5月上旬頃に、果実を横に寝かせ、半分が土に埋まるようにして植付けます。
果実自体に水分を多く含んでいるので、芽が5~6cmに伸びるまでは水をやらないことが重要です。
植え付け間隔は、4m程度の正方形の粗植がよいでしょう。 

植付け後の管理

●摘芯
本葉5~6枚で摘芯し、子づるを3~4本伸ばします。
子づるから発生する孫づるに、3~4果の果実をつけます。
●棚作り
子づる、孫づるの伸びに合わせて、地上1.5mの高さに水平棚を作るか竹を斜めに立て、つるを誘引します。



●追肥
9月上旬頃、株元から1mほど離れた所に、1株当たり100gの肥料を施します。

主な病害虫

●主な害虫
アブラムシ類

収穫

9月下旬から開花がはじまります。
受精後の果実の肥大は早く、開花後15~20日で食べられます。
1株で400個程度収穫できます。
加工用には、受精後30~35日の果実の大きいものを使います。
タネにする場合は、開花後40~50日経過したものを降霜前にとり、籾がらに埋めて貯蔵します。

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ミニ情報

調理法の例
●白色種 :なます サラダ用 炒めもの 煮物
●緑色種 :漬物(塩漬、粕漬、みそ漬、ぬか漬等)

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