提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


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果菜類

ヘチマの作り方(家庭菜園向け)

(2024年3月 施肥量等を修正)

栽培のポイント

●土壌の適応性が広く、肥料の吸収力が強い作物です
●じかまきするか、購入苗を使います
●発芽温度28℃、育苗温度25℃で、高温を好みます
●幼果は食用に、成熟すれば加工用になり、化粧水もとれます

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品種

●食用種
果実の長い、繊維の発達の悪いもの。開花後10日前後の直径4~5cm、長さ40~50cmの未熟果。ヘチマ特有の香気と甘味がある。
短形種でも、早どりすれば食用にできます。

●加工用種
普通にある短形種。

202403hechima_image1.jpg

栽培ごよみ

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 (南関東標準) 

畑の準備

202403hechima_jyunbi.jpg

植付け

じかまきするか、4月から5月にかけて販売される苗を購入して植え付けます。
畦幅6m、株間1mで畦を作り、1条植えにします。

植付け後の管理

1株当たり100gの有機質肥料を、6月下旬から1カ月間隔で3回ほど施し、軽く土と混ぜます。
木のクイや丸竹で高さ2m前後の棚を作り、針金やネットを張ります。
主枝が棚の高さに達したら摘芯し、子づるを出させてさらに摘芯、出てくる孫づるに着果させます。


1株植え棚栽培

主な病害虫

とくになし

収穫

●食用 
開花後10日以内の幼果(直径5cm、長さ50cmほど)を収穫します。 
●成熟果 
タワシ、ヘチマ皮として加工します。
●ヘチマ水 
ツルを根元から30cmくらいのところで切り、根の方の切り口をビンの中に差しこみます。
ごみや雨が入らないように、ビンの口に脱脂綿をつめ、ビニール袋などでおおいます。

ミニ情報

調理法の例
●油炒めにして、味噌で味つけ
●輪切りにしてゆで、酢味噌かけ
●煮もの、味噌汁の具  など

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