栽培のポイント
●高温性で、特に寒さに弱い作物です
●直根性のため移植を嫌います
●タネまきは適期におこないます
●芽出しをしてからタネをまきます
品種
五角莢種 :ベターファイブ、グリーンソード、ピークファイブなど
丸莢種 :まるみちゃん
赤莢種 :赤まるみちゃん、レッドソードなど
栽培ごよみ
(南関東標準)
畑の準備
10月頃まで収穫するため、雑草防止と肥効の面から、タネまき・植付けの2~3日前までに黒のポリフィルムでマルチをします。
タネまき・育苗
種皮が硬いので、種子を一昼夜水に浸して吸水させたタネをまきます。
●じかまきの場合
株間30cmの間隔で、深さ1cmの穴をあけ、1穴に4~5粒まきます。
2条の場合は、条間45cm、株間30cmの間隔にタネをまきます。
●育苗の場合
ポリポットか連結ポットに培土を入れ、芽出しした4~5粒のタネをまきます。
カイワレ葉が開いたら、植え付けます。
間引き
じかまきの場合、2回に分けて、弱いものを間引きます。
1回目は本葉2枚のとき2~3本に、2回目は本葉4枚のとき1~2本にします。
追肥
収穫を始めたら、窒素とカリ主体の速効性肥料を10㎡当たり窒素分で30g程度、通路部に散布します。
以後、20日ごとに同量の肥料を追肥します。
主な病害虫
●主な害虫
アブラムシ、ハダニ
●主な病害
苗立枯病、半身萎凋病
●生理障害
苦土欠乏症状
左から上から アブラムシ被害 / ハダニ被害
(提供 :梶原敏宏氏)
(文中の画像をクリックすると大きく表示されます)
収穫
五角莢は莢の長さ6cm前後、丸莢は15cm前後で、やや若どりします。