スイートコーンの作り方(家庭菜園向け)
栽培のポイント
●強い光を必要とします。天気が悪いとおいしい果実がとれません
●甘くておいしい果実をつけるタネが出回っています。早晩性の確認をし、作る時期に適した品種を選びましょう
●害虫のアワノメイガに注意しましょう
●鳥獣被害を受けやすい地域では対策を講じましょう
じかまきの場合
一か所に3~4粒タネをまき、2~3cm土をかけます。
マルチ栽培は4月10日から、無マルチ栽培の場合は4月20日から、タネをまくことができます(南関東標準)。
●マルチ栽培をする場合
畦を作ってマルチ(30cm間隔に穴のあいたもの)をし、その穴に3~4粒のタネをまいて、土をかけます。
間引きのときは、他の苗を痛めないように、ハサミで深く切り取ります。
根を付けて抜いた苗は、発芽しなかったところ(欠株)に植えることができます(補植)。
雌穂の選定と分けつ枝の処理
雌穂(サヤ)は、1株に2~3本できますが、絹糸の出始めた頃に最上部の雌穂を1本残して、他は取り除きます。
この際、葉や茎を傷めないように注意します。
枝元から出る分けつ枝は、増収効果があるので、そのままにしておきます。これを「無除けつ栽培」といい、現在はこの方法が一般的です。
分けつ枝は、作り方や品種によって多少異なりますが、普通は3~5本程度発生します。
着果の仕方
雄穂は本葉が5枚頃にでき、雌穂は7~8枚頃にできます。
普通は7~10節に1番の雌穂ができ、その下の節に2番目、3番目がつきます。
1番目の雌穂が大きくなるので、1番上の雌穂を残して、2番目以降の雌穂は、小さいうちにとり、ベビーコーンとして利用します。