サヤインゲンの作り方(家庭菜園向け)
栽培のポイント
●酸性土壌を嫌うので、pHは6.0~6.5にします
●連作を嫌うので、同じ場所に作付しないようにします
●根の酸素要求量が多く、湿気に弱いので注意します
●窒素肥料が多いと、茎葉が過繁茂となり、落花が多くなるので気をつけましょう
タネまき・植付け
直播の場合は、株間25~30cm間隔に、1穴に2~3粒まき、2cmほど土をかけます。
育苗の場合は、発芽してかいわれ葉が開いたら、植付けします。
雑草や乾燥防止、根の働きを活発にするために、マルチ栽培を行います。
直播きの場合はタネをまく前に、育苗の場合は植付け前にマルチを被覆します。
黒のポリマルチが効果的です。
追肥とかん水
つるあり種は収穫期間が長いので、開花はじめの1回以降、15~20日おきに2~3回追肥を行います。
つるなし種は、開花はじめの1回以降、1~2回の追肥を行います。
マルチ栽培の場合は、有機配合肥料を通路に施し、土と軽く混ぜておきます。
夏に乾燥が続く場合は、朝夕の地温が低いときにかん水します。
かん水は、水を補給するほか、肥料の効き目を高める効果があります。
主な病害虫
●主な害虫
アブラムシ類、コガネムシ類、ハモグリバエ類、ハダニ類
●主な病害
炭そ病、灰色かび病、菌核病、さび病、ウイルス病
左から上から ミナミキイロアザミウマ / ハモグリバエ
左から上から 炭疽病 / さび病 / 灰色かび病
(提供 :梶原敏宏氏)
▼その他の病害虫情報はこちら