提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


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果菜類

エダマメの作り方(家庭菜園向け)

(2023年3月 施肥量等を修正)

栽培のポイント


●エダマメは大豆の未熟な子実の状況で収穫するもので、専用の品種を使います
●肥料は、リン酸肥料を多く、窒素肥料は少なめにします。根に根粒菌が着生し、大気中のチッソの吸収が可能です
●乾燥すると、莢の充実が不十分になる場合があるので、保水力のある土づくりをしましょう
●収穫遅れにならないよう、やや若莢で収穫します

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品種

エダマメは夏大豆と称される品種が主になります。

●極早生~早生種 :
奥原早生、夏の調べ、天ヶ峰、ビアフレンド、いきなまる、白獅子、サッポロミドリ、おつな姫、黒豆の早生黒頭巾、夏の装い など

●中早生~中生種 :
とびきり、夏の声、富貴、湯あがり娘、夕涼み、福獅子、快豆黒頭巾 など

栽培ごよみ

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 (中間地) 

苗づくり

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苗を仕立てて植え付けることで、徒長を抑えます。
発泡スチロールの空き箱などに土を入れ、そこにバラまきにするか、3cm間隔でタネをまきます。
1cmの覆土をしてからかん水し、濡れ新聞紙をかけておきます。
植付けの適期苗になるまでには、14日~20日ほどかかります。
 

畑の準備

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 ※熔成りん肥のリン酸は土壌中に残るため、毎作施用する必要はありません。

植付け

初生葉が展開し、本葉が出始めた頃が植付け適期です。
根をなるべく切らないように苗をとり、子葉が埋まらないように植え付けます。 
植付け後、土が乾燥している場合は、十分にかん水をします。 
適期苗の大きさを過ぎて、老化苗になるほど根つきが悪くなるので、気をつけましょう。
ポリマルチを使用する場合は、スイートコーンなどに使用される規格(9230)のマルチを用いて、1穴に1~2株を植えます。

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追肥と土寄せ

植付け後、1か月ほどしたら追肥をおこないます。
窒素とカリ主体の速効性肥料を1㎡当たり窒素分で2gを畦の肩に施し、軽く土寄せします。 
開花後、莢が大きくなる頃に土が乾燥していたら、かん水します。

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主な病害虫

●主な害虫
アブラムシ、カメムシ類、タネバエ、ハダニ類、ダイズサヤタマバエ
●主な病害
べと病、灰色かび病、モザイク病、立枯病


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ダイズアブラムシ

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左から上から :モザイク病 / べと病
(提供 :梶原敏宏氏) 

着果の仕方

3~5節以上の各節に、1~3個の莢がつきます。
窒素が多く、光が不十分だと、着莢しない節が出てきます。
3粒莢の多いエダマメをつくりましょう。

収穫

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開花後、莢がついてから約30日経過すると、収穫期を迎えます。
収穫後は、時間の経過とともに、鮮度低下が始まります。なるべく早く調理し、食べるようにしましょう。

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