エダマメの作り方(家庭菜園向け)
栽培のポイント
●エダマメは大豆の未熟な子実の状況で収穫するもので、専用の品種を使います
●肥料は、リン酸肥料を多く、窒素肥料は少なめにします。根に根粒菌が着生し、大気中のチッソの吸収が可能です
●乾燥すると、莢の充実が不十分になる場合があるので、保水力のある土づくりをしましょう
●収穫遅れにならないよう、やや若莢で収穫します
品種
エダマメは夏大豆と称される品種が主になります。
●極早生~早生種 :
奥原早生、夏の調べ、天ヶ峰、ビアフレンド、いきなまる、白獅子、サッポロミドリ、おつな姫、黒豆の早生黒頭巾、夏の装い など
●中早生~中生種 :
とびきり、夏の声、富貴、湯あがり娘、夕涼み、福獅子、快豆黒頭巾 など
苗づくり
苗を仕立てて植え付けることで、徒長を抑えます。
発泡スチロールの空き箱などに土を入れ、そこにバラまきにするか、3cm間隔でタネをまきます。
1cmの覆土をしてからかん水し、濡れ新聞紙をかけておきます。
植付けの適期苗になるまでには、14日~20日ほどかかります。
植付け
初生葉が展開し、本葉が出始めた頃が植付け適期です。
根をなるべく切らないように苗をとり、子葉が埋まらないように植え付けます。
植付け後、土が乾燥している場合は、十分にかん水をします。
適期苗の大きさを過ぎて、老化苗になるほど根つきが悪くなるので、気をつけましょう。
ポリマルチを使用する場合は、スイートコーンなどに使用される規格(9230)のマルチを用いて、1穴に1~2株を植えます。
追肥と土寄せ
植付け後、1か月ほどしたら追肥をおこないます。
窒素とカリ主体の速効性肥料を1㎡当たり窒素分で2gを畦の肩に施し、軽く土寄せします。
開花後、莢が大きくなる頃に土が乾燥していたら、かん水します。