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【愛知県】露地野菜ほ場における排水性の改善と経営評価(令和6年度全国農業システム化研究会実証調査)

2024年06月27日

●実証機関:愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課
●実証地域:愛知県豊田市、みよし市
●実証品目:キャベツ、ハクサイ


●実証地域の状況
 豊田市及びみよし市では、2つの大規模水田作農業法人が秋冬作にキャベツ及びハクサイ栽培に取り組んでいますが、湿害により収量を確保できていないほ場があります。各法人は、暗渠や明渠による対策に取り組んできましたが、湿害は十分に改善されませんでした。
 そこで、キャベツ及びハクサイ栽培ほ場における排水性改善の実証に取り組むこととしました。排水性改善と改善効果の検証を効果的・効率的にするため、ドローンによる土壌水分の解析技術を利用します。
 2年目となる今年度は、昨年度の最終結果を参考にしてドローンによるほ場の可視化と排水性改善の効果を高める実証に取り組み、当地域並びに愛知県の排水性改善技術として普及します。


●実証の概要
1.作付け前に、ドローンによりほ場全体の土壌水分状態等を解析し、結果を参考にほ場傾斜の適正化、額縁明渠、暗渠を組み合わせた排水性改善に取り組む。
2.改善前後のドローンによる解析結果の比較及び収量調査により、改善効果を検証する。また、2年度分の結果を元に技術の経営評価を行い、当地域における効果的な排水性改善方法を明らかにする。


◯熱赤外線カメラ搭載ドローン
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熱赤外線画像から土壌表面温度を把握


○レーザーレベラー(豊田市ほ場)(L3001AL)
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○溝堀機(みよし市ほ場)(OM312)
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○サブソイラ(みよし市ほ場)(S602EG)
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●作業計画
〇豊田市ほ場(キャベツ)
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〇みよし市ほ場(ハクサイ)
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