【鹿児島県】ロボットトラクタ活用によるサツマイモ栽培体系効率化の検討(令和6年度全国農業システム化研究会実証調査)
2024年06月20日
●実証機関:鹿児島県農業開発総合センター園芸作物部農機研究室
●実証地域:鹿児島県南さつま市
●実証品目:サツマイモ(コガネセンガン)
●実証のねらい:
サツマイモ植付け前作業は堆肥や石灰といった土壌改良資材散布、肥料散布、畝立など多岐におよび、一部一行程化されていますが、散布後の耕うん作業が必要です。作業者が、ロボットトラクタの無人耕うんを直接監視しながら同時にサツマイモ栽培作業を行うことで、効率化が可能になると考えられています。また、サツマイモ基腐病の対策として、収穫後の早い時期での残渣処理作業が求められていますが、収穫作業と競合して遅れがちになっています。
そこで、隣接と同一ほ場を想定し、サツマイモ栽培作業時のロボットトラクタ活用効果を検討することとしました。また、収穫作業と同時並行での残渣処理作業についても検討を行います。
●実証の概要:
試験1 ロボットトラクタ活用によるサツマイモ植付前作業の効率化
同一ほ場において、基幹作業とロボットトラクタの同時作業時間を計測し、作業時間短縮や作業人員削減効果を検討する。
試験2 ロボットトラクタ活用によるサツマイモ収穫後残渣処理作業の効率化
ロボットトラクタを活用し、サツマイモ収穫後の残渣鋤込み作業の特性と時間短縮を検討する。また、サツマイモ残渣の処理方法の違いによる腐食状態を調査する。
◯ロボットトラクタ(MR1000)
○ライムソワ(FT2700E)
○ショートディスク
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