【島根県】野菜等の効率的生産技術に関する実証調査(令和4年度全国農業システム化研究会実証調査)
2022年08月23日
●実証機関: 島根県農業技術センター技術普及部
●実証地域: 島根県鹿足郡津和野町
●実証品目: ブロッコリー
●実証地域の状況:
1.島根県では、「水田を活用した園芸作物の生産(水田園芸)」を重点推進事項に位置付け、県西部地域では、主にキャベツ・ブロッコリーの生産を推進しています。
2.この地域では、作土の次層に礫が分布し、硬度が高いほ場が多いため排水対策が十分に行えず、長雨による排水不良や大雨による冠水が原因で減収する事例がみられました。
3.土壌改良には堆肥の施用が一般的ですが、新たに園芸に取り組む農家や小規模農家は機械を保有していないことや、高齢化により堆肥散布作業が負担となっている事例がみられ、地力の維持が課題となっています。
そこで、礫質ほ場での排水対策技術の確立を目的とした、カットブレーカーによる排水性向上と、持続可能な栽培体系を構築するための、土壌改良(有機物補給、連作障害回避、肥料効果)を目的とした緑肥導入の効果を確認することとしました。
●実証の概要:
1.額縁明渠とカットブレーカーminiの施工が排水性と作物の生育に及ぼす影響。
2.緑肥の輪作が土壌理化学性と作物の生育に及ぼす影響。
3.技術導入による経営メリット。
○トラクタ(SL350HCQGSPC2)+カットブレーカーmini
○緑肥(ヘアリ―ベッチ)
●作業計画:
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