【長崎県】重粘土壌における排水性向上による露地野菜の安定生産技術の確立(令和3年度全国農業システム化研究会実証調査)
2021年12月21日
●実証機関: 長崎県農林技術開発センター畑作営農研究部門干拓営農研究室
●実証地域: 長崎県諫早市中央干拓
●実証品目: レタス
●実証地域の状況:
諫早湾干拓地では飼料作物、露地野菜、施設野菜等の生産が行われており、その中でもレタスの生産面積は延べ100ha以上と大きな部分を占めています。1筆6ha規模の大面積圃場で効率的に生産を行うためには、農業機械の導入が必要ですが、定植等の作業は手作業が中心となっています。また、諫早湾干拓地は圃場整備後の経年効果で圃場排水性の低下が見られ、作業性の低下や作物の生産にバラつきが生じています。
そこで、明きょや心土破砕等の排水対策の実施による、各種農作業の作業性向上効果や作物の生産安定への効果を実証することとしました。また、位置情報を活用したスマート農業機械の利用による作業精度の向上効果ならびに、作業者の負担軽減効果等を検証します。
●実証の概要:
(1)排水対策実施による農作業の精度並びに作業能率向上効果
(2)位置情報を活用した農作業の精度向上ならびに省力効果
(3)露地レタスに対する収量安定への影響
○直進アシスト付きトラクタ(クボタSL600HCQGSPC2P)+全面心土破砕(松山パラソイラ EPS400K)
○直進アシスト付きトラクタ+溝掘機
○トラクタ+サブソイラまたはバイブロドレーナ
○直進アシスト機能付きトラクタ(クボタ SL350HCQGSP)+成形機(ササオカ大地くん STR3CDRM)
○トラクタ+アップカットロータリ(クボタ RL150-UVB)
○乗用全自動野菜移植機(クボタ SKP200)+後付自動操舵システム(ジオサーフ Tazna-X)
●作業計画:
▼全国農業システム化研究会 令和3年度実証課題一覧はこちら