【宮崎県】野菜等の効率的生産技術に関する実証調査(令和3年度全国農業システム化研究会実証調査)
2021年07月20日
●実証機関: 宮崎県東臼杵北部農業改良普及センター
●実証地域: 宮崎県延岡市須美江町
●実証品目: キャベツ
●実証地域の状況:
本地域は稲作が中心の産地ですが、高齢化に伴い耕作放棄地が増加しています。近年、需要が増加している加工・業務用キャベツの産地開発が進められていますが、その一方で、労働力の確保が困難となっており、産地の規模を拡大するためには、省力・低コスト、安定生産技術の導入が必要です。
そこで、水田転換畑におけるキャベツの大規模経営を実践するため、溝畝播種技術(畝の上に小さな溝を作り、そこに播種する技術)を導入し、直播栽培による省力・低コスト、安定生産を目指すこととしました。
(1)慣行のセル苗育苗に対して溝畝播種技術の導入による直播栽培の省力・低コスト化の効果を検討する。
(2)溝畝播種技術と被覆肥料の局所施肥技術による追肥作業の省力化を検討する。
(3)直播き適性品種の選定を行い、大規模化に適した作付け体系を検討する。
●実証の概要:
(1)溝畝播種技術による省力・低コスト化の効果
畝上に溝を作成しながら溝底に直播を行う。
(2)溝畝播種技術と被覆肥料局所施肥による追肥作業の省力化
溝畝播種と同時に種子直下に被覆肥料局所施肥を行う。
(3)直播き適性品種の選定
○たまねぎ直播機の構成
・ロータリー:クボタ逆転ロータリ
・成形機:台形畦成形器たまねぎ直播仕様
・播種機:BS4WUSたまねぎ直播用
・薬剤散布装置:玉ねぎ直播USシーダー用
・施肥機:サンソワー
・フローティング装置
●作業計画:
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