自給飼料研修会を開催(島根県船津町)
2016年08月02日
島根県出雲市船津町にある、全国農業システム化研究会事業の実証調査圃場で、7月27日、県内の若手普及指導員を対象とした、自給飼料研修会が開催された。この圃場は、麦後に牧草(ヘイスーダン)を栽培しており、6月16日に排水対策としてカットドレーン、サブソイラ、溝掘り機により排水路が施工され、その翌日、ヘイスーダンの播種が行われた。播種量は、10a当たり8kgの厚まきで収量を確保する。
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▼飼料作物生産におけるカットドレーンによる水田排水対策現地研修会が開催される(島根県船津町)
今回の研修会では、実証区、慣行区、ともに4か所ずつの坪刈調査を行い、排水対策の効果を確認した。
結果、実証区の方が慣行区より2倍程度、収量が多かった。収量の差が排水対策の効果であるかはまだ判然としないため、引き続き調査を行っていく予定である。
当日は収穫作業も検討していたが、天候等の影響で生育が思うように進まなかったことから、一週間程度後に延期された。
左 :砂地の圃場であったが、カットドレーンの穴は確認できた(一年程度はこの状態が保たれるとみられる)
右 :生育が待たれる圃場
一番草の刈取りが終わった後、二番草の収穫に向け、追肥を行う。(みんなの農業広場事務局)