【福井県】水田における土地利用型作物等の生産効率向上に関する実証調査(令和4年度全国農業システム化研究会実証調査)
2022年11月01日
●実証機関: 福井県農業試験場
●実証地域: 福井県坂井市
●実証品目: 大麦(ファイバースノウ)
●実証地域の状況:
福井県では、これまで農地集積による経営規模拡大が進み、土地利用型作物の省力化技術が広く普及し、大型機械での作業が可能であるため、水稲や大麦の一括肥料の利用が一般的になっています。しかしながら、脱プラスチック気運の高まりや肥料高騰による肥料費削減の期待から、一括肥料から分施体系への施肥方法転換に意識が高まっています。しかし、分施による追肥作業には多大な労力を要することから、大規模経営者でも可能な省力的な施肥技術の確立が急務です。
そこで、大麦栽培において一括肥料からの脱却による肥料費の4割削減を目指し、大型散布用ドローンを活用した省力的な施肥方法についての実証を行うこととしました。また、施肥方法の違いによる収量への影響についても確認します。
●実証の概要:
1.ドローン(T30K)による肥料散布の精度検証
2.バッテリー利用率の高い飛行方法の検討
3.分施体系への転換による経済効果の検証
●作業計画:
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