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稲作




【山形県】ペースト二段施肥田植機を用いた全量基肥側条施肥における水稲の高品質・良食味安定生産の実証(令和6年度全国農業システム化研究会実証調査)

2024年08月20日

●実証機関:山形県最上総合支庁産業経済部農業技術普及課
●実証地域:山形県戸沢村
●実証品目:水稲(雪若丸)


●実証地域の状況
 最上地域は、県内の他地域と比べて、収量や品質が不安定な傾向にあります。その要因として、春先の低温や日照不足の影響で、分げつの発生が遅れ、適正な茎数が確保できないことが挙げられます。そのため、生育初期の茎数確保に効果的な技術の普及を進める必要があります。
 また、担い手経営体の大規模化が進んでおり、労働力不足から適期適作業が困難となって、収量や品質が低下する事例も見られます。そのため、省力的で収量や品質が安定する栽培技術が必要となっています。
 そこで、ペースト二段施肥機付の田植機と緩効性の窒素成分を含むペースト肥料を用いて全層基肥側条施肥を行い、収量及び品質の高位安定化と、併せて経営的効果についても実証することとしました。


●実証の概要
1.ペースト二段施肥による水稲生育の適正化
2.水稲の高品質・良食味安定生産による経営的効果


●使用機械
○ペースト二段施肥機付田植機(NW8S-Q2-GS
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○ドローン(マルチスペクトルカメラ搭載ドローン)
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●作業計画
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