提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


農業のポータルサイト みんなの農業広場

MENU

稲作




【滋賀県】乾田直播の導入による省力・低コスト栽培の実証(令和5年度全国農業システム化研究会実証調査)

2023年10月27日

●実証機関: 滋賀県大津・南部農業農村振興事務所(大津・南部農業普及指導センター)
●実証地域: 滋賀県野洲市
●実証品目: 水稲(キヌヒカリ)


●実証地域の状況
 実証担当の集落営農組合では、水稲栽培において湛水直播を20年以上にわたって取組を続け、大区画ほ場における省力性の高い水稲栽培を実施していますが、構成員の減少、農業従事に主体的に取り組む人員の不足などから、更なる省力化を目指しています。
 移植栽培にかかる労力軽減のため、乾田直播技術の導入による作期分散を図ります。あわせて、滋賀県の環境こだわり栽培(減農薬栽培)基準の使用農薬成分である7成分以下を実現できるかも検証します。


●実証の概要
1.スマート農業技術を活用した乾田直播技術を導入し、慣行の移植栽培との比較により省力性と収量性について比較する。
2.乾田直播の播種方式をロータリーシーダーと不耕起汎用ドリルで比較し、播種精度、省力性、収量性について検証する。
3.地域における乾田直播栽培導入による省力性、収益性の比較を行い、導入による地域への効果を検討する。


○GPSトラクタ(MR1000A)+不耕起汎用ドリル
202304sys_shiga_0918.jpg


○ロータリーシーダー
R5shiga_1.jpg


○ケンブリッジローラ―
202304sys_shiga_0899.jpg


○乗用管理機ブーム仕様(KV2200W-BS)
202304sys_shiga_8943.jpg


○ドローン(MG-1)
R5shiga_03.jpg


○収量コンバイン(DR7130
R5shiga_02.jpg


●作業計画
R5shiga_schedule2.jpg

▼全国農業システム化研究会 令和5年度実証課題一覧はこちら