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稲作




【山形県】スマート農業技術の活用による水稲栽培の適正化と経営改善効果の検証(令和4年度全国農業システム化研究会実証調査)

2022年09月09日

●実証機関: 山形県置賜総合支庁農業技術普及課
●実証地域: 山形県高畠町
●実証品目: 水稲


●実証地域の状況
1.担い手となる稲作経営体に農地の集積が進み、稲作経営体の栽培面積の拡大に伴って作業の省力化を目的とした基肥一発肥料の使用が増加しています。
2.山形県において、水稲品種「つや姫」はブランド米として高品質・良食味、収量のさらなる安定化が求められていますが、労働力不足から生育状況に対応した細かな肥培管理ができない状況が起こり得ると考えられています。
3.地域間で地力にムラがあり、収量・品質の個人間差や圃場内のバラつきも課題となっています。
4.省力・低コスト技術を拡大しつつ、肥培管理の精度を高めて、より効率的な稲作経営を目指す必要があると考えられています。
5.スマート農機を活用した効率的な稲作経営を実践できる経営体の育成や、当該地域の水稲大規模経営体にスマート農機の導入を推進し、地域への波及を推進する必要があると考えられます。


 そこで、今年度は、以下の内容で実証を行うこととしました。
(1)大規模経営体における水稲生育の平準化に向けて、スマート農業機械を活用した生産管理法を実証。
(2)スマート農業機械の活用による作業効率の改善効果を検討。
(3)スマート農業機械導入メリットを総合的に検証し、さらなる規模拡大や収益性改善効果を検討。


●実証の概要
1.収量・食味メッシュマップ解析に基づく可変施肥の実施による水稲生育の平準化
2.スマート農機導入による経営改善効果


○可変施肥田植機( NAVIWEL NW8SA-PF-A)

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○ドローン
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○食味・収量センサ付きメッシュマップコンバイン(DR6130S-PFQW-C)

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●作業計画
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