【岩手県】スマート農業技術による一貫体系構築のための実証調査(令和3年度全国農業システム化研究会実証調査)
2021年08月10日
●実証機関: 岩手県中部農業改良普及センター
●実証地域: 岩手県花巻市
●実証品目: 水稲
●実証地域の状況:
実証地域(岩手県花巻市)では岩手県オリジナル水稲品種「銀河のしずく」のブランド確立のため、食味・品質を重視した栽培管理を実施していますが、作付面積の拡大に伴い、省力的な水管理システムやセンシング技術などのスマート農業技術を活用して、食味・品質を安定的に確保することが課題となっています。
そこで、令和3年度は以下をねらいとして実証調査を行うこととなりました。
(1)均一な生育確保及び移植作業の省力化
(2)遠隔自動水管理システムを活用した水管理の省力化及び品質・収量の安定確保
(3)農業用ドローンによる除草剤散布の省力化
(4)圃場内の収量・品質を可視化し、次年度の肥培管理に活用
●実証の概要:
(1)前年生育データに基づく可変施肥田植機による生育ムラの低減及び省力化
自動操舵・可変施肥田植機(NW8SA)による移植作業
(2)ICTを活用した水管理支援システムによる水管理作業の省力化
遠隔自動水管理システム(WATARAS)による水管理
(3)農業用ドローンによる農薬散布作業の省力化
農業用ドローン(T20K)による豆つぶ型水稲除草剤の散布
(4)圃場内の収量・タンパク質含有率データを活用した生産管理手法の検討
収量・食味メッシュマップコンバインによる収穫作業
●作業計画:
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