水稲鉄コーティング湛水直播栽培の現地研修会を開催(茨城県筑西市)
2016年08月10日
茨城県筑西地域農業改良普及センターでは、平成28年度全国農業システム化研究会実証調査事業により、鉄コーティング湛水直播栽培による「あさひの夢」の省力生産技術の現地実証調査を実施している。
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鉄コーティング湛水直播栽培による「あさひの夢」の省力栽培技術の実証 (茨城県筑西市)
8月4日、筑西市小栗の現地実証ほ場にて現地研修会を開催したところ、県内各地から生産者や関係機関等90名程度の参加があり、猛暑の中、熱心に検討が行われた。
左 :県内各地から多くの参加者が集まった
右 :実証ほの概要を説明する筑西地域農業改良普及センターの興津専門員
実証区および慣行区の概要は以下の通り。
両区ともに雑草の発生も少なく、生育も順調で、実証区がやや茎数が多い状況だった。直播栽培は初期の茎数増加が早いため、稚苗移植より中干し開始を早める必要があるとの報告があった。
参加者からは、「過去に直播で草だらけになって失敗したが、管理上の工夫は?」「移植と比べて反収の差はどれくらいになるのか?」など多くの質疑があり、具体的な対策技術やデータの紹介などにより検討が深まった。(みんなの農業広場事務局)