提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


令和2年度全国農業システム化研究会最終成績検討会を開催

2021年03月01日

 全国農業システム化研究会(主催:(一社)全国農業改良普及支援協会)は、2月16(火)~17日(水)にアルカディア市ヶ谷(東京都千代田区)において「令和2年度 全国農業システム化研究会 最終成績検討会」を開催した。


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 研究会では生産者、指導機関、メーカーが一体となって農政や現場の課題に取り組み、解決策を探しながら、新しい作業技術の開発を中心に、実証調査を行っている。令和2年度は『農業イノベーションの加速化を目指した実証』をテーマに、以下の課題について実証調査を行った。
・スマート農業技術による一貫体系構築のための実証調査
・水稲省力・低コスト生産技術の導入による経営発展効果に関する実証調査
・水田における土地利用型作物の生産効率向上に関する実証調査
・野菜等の効率的生産技術に関する実証調査


 今年度は、1月7日に発出された緊急事態宣言の延長を受け、Zoomウェビナーを利用した初のリモート開催となったが、農林水産省、各道府県の普及指導員、試験研究機関、農業資機材メーカー等から550名を超える申し込みがあった


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左 :全国農業改良普及職員協議会 西村孝雄会長(左)と全国農業改良普及支援協会 岩元明久会長
右 :農林水産省大臣官房 安岡澄人生産振興審議官による来賓挨拶


 開会式および全体会議終了後には、全国農業改良普及支援協会が参画する「スマート農業技術の開発・実証プロジェクト」の取組紹介を行った。
※( )内は発表組織


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・冷害を回避し多収を実現する大規模水田作スマート農業の実証(青森県西北地域県民局 地域農林水産部農業普及振興室)
・中山間地域の土地利用型野菜輪作体系における 省力性・生産性向上に向けたスマート農業技術一貫体系の実証(岩手県八幡平農業改良普及センター 岩手町駐在)
・千葉県香取地域における大規模水田輪作体系のスマート農業実証(千葉県香取農業事務所 改良普及課)
・中山間地農業を支える集落営農における スマート農業技術を駆使した先進的水田複合経営の実証(長野県農政部農業技術課)
・集落営農法人による持続可能な中山間地地域営農体系の実証(岡山県真庭農業普及指導センター)
・棚田地域における安定的な営農継続のための 先端機械・機器低コスト共同利用モデルの実証(岐阜県農政部下呂農林事務所 農業普及課)
・次世代につなぐ水稲・白ネギを柱にした 中山間地域水田複合経営モデルの実証(鳥取県西部総合事務所農林局 西部農業改良普及所)
・麦・大豆の品質向上と既存機械やシェアリングを活用した 土地利用型大規模経営での実践型スマート農業技術体系の実証(福岡県飯塚普及指導センター)


 つづいて、令和2年度全国農業システム化研究会の実証調査から「スマート農業技術による一貫体系構築のための実証調査」の発表、翌17日には、2つの分科会に分かれて実証調査結果の発表が行われた。


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左 :第一分科会場
右 :助言者の(公財)日本植物調節剤研究協会研究所 濱村謙史朗試験研究部長(左)と 農研機構中央農業研究センター土壌肥料研究領域水田土壌管理グループ 大野智史グループ長(右)


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左 :第二分科会会場
右 :司会の一人、神奈川県農業技術センター普及指導部 田村律子副技幹(中央)


 初のリモート開催で、音声等に若干の課題は残るものの大きなトラブルもなく、参加者からの評価はおおむね良好であった。また、来年度以降もリモート併用を要望する声が多く聞かれた。(みんなの農業広場事務局)