提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


うまい酒はうまい米から! ~食味・収量センサ付きメッシュマップコンバインによる酒米の収穫作業実演会を開催~ (岩手県二戸市)

2019年09月25日

 岩手県二戸農業改良普及センターでは、酒米生産の省力化・生産性向上を図りながら、収量品質の向上を実現するため、全国農業システム化研究会の「スマート農業技術による一貫体系構築のための実証調査」に取り組んでいる。

 9月17日、実証圃となっている「金田一営農組合」圃場にて、食味・収量センサ付きメッシュマップコンバインによる収穫作業の実演会が開催された。


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左 :実証内容を説明する二戸農業改良普及センターの山本上席農業普及員
右 :岩手県関係機関、生産者など約50名が参加した


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左 :供試品種は岩手県育成品種「ぎんおとめ」
右 :供試機械はクボタコンバインDR6130
  benri_movie1.jpg(クリックで動画再生)


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左 :最高時速約7kmでの高速作業で作業時間の短縮も可能となる  benri_movie1.jpg(クリックで動画再生)
右 :収穫作業後、モバイルPCで収量のばらつきをメッシュマップで確認


 品種は岩手県育成品種「ぎんおとめ」。岩手県中北部地帯での栽培に適した早生の酒造好適米で、酒造特性は「美山錦」とほぼ同等。県内の蔵元で純米酒や本醸造用に使用されている。実需者の求める高品質な酒米を生産するためにも、食味・収量センサ付きメッシュマップコンバインを活用した、きめ細かな酒米栽培の実現に期待が高まっている。
 実証調査では、今回の収穫で得られたタンパク含有率や収量のメッシュマップデータ(5m×5m)を元に施肥設計の見直しを行い、次作ではメッシュマップに対応した可変施肥田植え機で作業を行う計画だ。これにより、圃場内の収量・品質のバラツキを抑え、全体での収量・品質向上を目指す。


 当日は地元二戸市の蔵元、株式会社南部美人の久慈代表取締役社長も駆けつけ、「うまい酒はうまい米から造られる」「世界に向けて金田一の米を発信していってほしい」と力強く挨拶をした。
 ぎんおとめを主原料とする「南部美人特別純米酒」はインターナショナルワインチャレンジ(IWC)2017において「チャンピオンサケ」を獲得しており、まさに世界を相手にできる日本酒造りをしている。その一翼を担う金田一営農組合の酒米作りに、スマート農業技術がどれだけ貢献できるか、今後の実証成果に期待したい。(みんなの農業広場事務局)


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左: 挨拶をする株式会社南部美人の久慈代表取締役社長(左)
右 :関係者による記念撮影


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「チャンピオンサケ」を獲得した南部美人特別純米酒