提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


「第2回やまなし発! 有機の郷推進交流大会」で交流深まる

2013年11月28日

 11月18日、山梨県甲府市内で、「第2回やまなし発! 有機の郷推進交流大会」(主催:山梨県)が開かれ、1000人を超す農業者、関係者が集まった。

 山梨県は、県をあげて環境への負荷を減らす農業に取り組む、「やまなし有機の郷づくり」を推進、消費者からも信頼される農業をめざしている。好評だった昨年に続き、県内外の有機農業、環境保全型農業などを実践する農業者、研究者等が集まり交流、意見交換、情報共有をおこなった。


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右 :左から 三友盛行氏、菅原文太氏(県農政アドバイザー)、横内正明氏(山梨県知事)、木村秋則氏


 最初の講演者は、木村秋則氏(青森県・木村興農社)。
 「りんごが教えてくれた自然の力」と題し、作物や土の中をよく観察すること、常識を疑うこと等を、自身の経験を交えて話した。


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 2人目の講演は、三友盛行氏(北海道・三友牧場)。
 「マイペース酪農の実践とこれから」について、経済に縛られずに地域や風土にあった、地域資源を使って地域内に循環する農業を実践しているという話をした。


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 その後、4つの分科会に分かれ、アドバイザー各2名からの話に続き、活発な質疑応答がされた。


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左 :第1分科会 多様な農法を考える~自然栽培等について
アドバイザー:木村秋則氏(木村興農社代表)、根本久氏(保全生物的防除研究事務所)
進行役:梶原雅巳氏(やまなし有機農業連絡会議)

右 :第2分科会 多様な農法を考える~循環型農業について
アドバイザー:三友盛行氏(三友牧場代表)、西村和雄氏(NPO法人ガイアプロジェクト代表)
進行役:向山茂徳氏(やまなし有機農業連絡会議)


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左 :第3分科会 多様な農法を考える~伝統農法に学ぶ
アドバイザー:徳永光俊氏(大阪経済大学長)、野口勲氏(野口種苗研究所代表)
進行役:瀬戸義和氏(やまなし有機農業連絡会議)

右 :第4分科会 有機農産物の流通販売を考える
アドバイザー:吉野隆子氏(オアシス21オーガニックファーマーズ朝市村長)、岸本英喜氏((株)創健社取締役) 
進行役:澤登早苗氏(やまなし有機農業連絡会議)


 第3分科会では、今タネの世界で主流となっている「優性不稔」「F1」に支配される危険性について、自家採種の意義を考え、また、日本独自の農法の原理についての話を聞き、歴史に学び原理原則に学ぶことの大切さを考えた。


 折しも、今年は「有機農業の推進に関する基本方針」の見直しが行われることになっており、耕地面積の倍増(国内耕地面積に占める割合を1%とする)を目指す方向だ。環境に配慮した農産物や有機農業には消費者の関心も高い。有機農業への取り組みが、生産だけでなく流通消費の面からも活発になることが期待されている。(みんなの農業広場事務局)


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