提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


「株式会社 福岡クボタ 大橋松雄農業機械歴史館」を訪ねて

2007年12月03日

 福岡県久留米市田主丸町に、(株)福岡クボタの「大橋松雄農業機械歴史館」がある。福岡クボタ会長であった故大橋松雄氏が収集した農具、農機具、農業機械を収集した貴重な資料の数々だ。

 館内に一歩はいると、ずらりと並んだ展示品に圧倒される。

 もっぱら人力に頼った時代の「鍬鋤」からはじまって、エンジン(発動機)、エンジン発明によって可能になった初期の脱穀機や籾すり機が、手入れの行き届いた状態でならんでいる。


 人が押して歩くトラクタ、田植機が開発されたのが昭和30年代。
 コンバイン、乗用型トラクタ等が使われだしたのが高度成長期。
 そして、今では当たり前のように使われている乗用型田植機が登場したのが、昭和50年代だということに驚く・・・


バインダー   歩行型田植機(3条植)

乗用田植機(5条植)   普通型コンバイン 昭和60年発売 (稲、麦、大豆、ソバの収穫)


 デザインや居住性を重視した最新型の農業機械を見慣れた目からみると、初期の農業機械は、シンプルで機能のかたまりだ。
 これら機械の登場と進歩で、農業者は過酷な農作業から解放されたのだな、と感動さえ覚える。


 展示の一角に、大橋松雄氏が考案したナタ爪が置かれている。爪の向きが従来と異なり、作業効率が格段にあがったという画期的な発明だったという。


大橋松雄氏考案のナタ爪   ワンボデー耕耘機(中央) 昭和33~38年

乗用耕耘機   水田用トラクタ L13R 昭和41年製

 体育館のような広い建物2棟に、農業機械の歴史を語る、貴重な農機の数々が並ぶ、農業機械歴史館。維持管理に当たるスタッフのご苦労に、頭が下がる。

 見学を終えた頃、ちょうど韓国からの視察団体がバスで到着し、興味深そうに館内を回っていた。

 ぜひ一度お訪ねください。一見の価値ありです。(みんなの農業広場事務局)


 ●株式会社 福岡クボタ 大橋松雄農業機械歴史館

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