提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


病害抵抗性作物創製の新技術の開発 - 2つの蛋白質の同時導入で「科」の壁を越えて作物に抵抗性を付与 -

2013年02月25日

鳴坂義弘(岡山県農林水産総合センター生物化学研究所 植物免疫研究グループ)専門研究員らのグループ(※)は、シロイヌナズナの2つの抵抗性遺伝子を同時に、農作物ナス科のトマト、タバコ、アブラナ科のナタネ、コマツナ、ウリ科のキュウリに導入し、作物の生産に甚大な被害を及ぼす青枯病、斑葉細菌病及び炭疽病に抵抗性の作物の開発に世界で初めて成功した。

これまで1つの抵抗性遺伝子を植物に導入しても、病害抵抗性を付与できないか、または、抵抗性を付与できても植物が矮小化すること、また、抵抗性遺伝子は植物の科、属及び種を超えて機能しないことが報告されていたが、これら2つの遺伝子を同時に植物に導入することで植物が正常に生育し、かつ複数の病原体に対する病害抵抗性植物を開発することが可能となった。今後、この原理に基づいた病気に強い作物の開発が期待できる。


共同研究グループ
岡山県農林水産総合センター 生物化学研究所
理化学植物科学研究センター 植物免疫研究グループ
京都府立大学 生命環境科学研究科
農研機構 野菜茶業研究所
玉川大学 農学部
筑波大学 生命環境系
農業生物資源研究所
京都大学 農学研究科


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