茨城県土浦市で就農3年目。新人農家の毎日を赤裸々(?)につづります

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収穫の前に

2010.11. 1

カラ刈りという作業をします。
「カラ」とは、地上に出ているれんこんの茎の部分をいいます。水面から出ている、葉・花などをすべて切り倒してしまいます。
どうやって、地中に埋まっているれんこんを傷つけずに刈るか??


>一般的なれんこん農家はこうだ! 


答1 :改造管理機で
答1 :改造管理機で 


初めて見たときはびっくりしました。
蓮田の上を縦横無尽に移動する舟。。。水上スキー??
管理機の耕運部分に浮き袋をつけ、後ろに舟(ジャンボソリ)をつけると水上に浮くんですね。


>こだわり農家はこうだ!←うち 


答2 :死神の鎌で
答2 :死神の鎌で


間違えた、手刈りで。
3mの竹に鎌をくくりつけたもので刈ります。


決してお金がないから水上スキーを買えないわけではないですよ。
ほら、圃場に入らないから、れんこんを傷つける心配がないでしょ??
うちはこだわってんの!


でも、時間がかかるんだよね。。。
水上スキー、高いんだよね。
運転楽しそうだし。。。


さて、なぜこんな作業をするかというと、カラ刈りをせずに収穫したれんこんは赤いので、それを防ぐ(白くする)ためです。
レンコンが葉で呼吸できなくすることで、収穫前のレンコンの表皮から赤シブ(※)を抜いていくのです。


葉から茎を通って送りこまれた酸素が泥中のレンコンの表皮から放出されるときに、酸化鉄によって表皮が赤くなる状態


赤シブを抜かなくても品質的には何の問題もありません。ただ見た目をよくするというだけの作業です。
10年ほど前までは、漂白剤で白くしていました。今ではそんなことしているとだれも買ってくれないので、漂白剤なんか使っている人は、ほとんどいません(たまにいるらしいですが。。)。


収穫したてのレンコンは白くてきれいですが、スーパーに並ぶ頃には古くなって、茶色っぽくなります。
それを見ると、意味がない作業だな~と、ちょっと思います。

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