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KSAS対応施肥量電動調性ユニット付き田植機での田植え作業始まる(秋田県大仙市)

2018年6月12日

 5月25日、秋田県大仙市にある(株)RICE BALLの圃場にて、KSAS対応の施肥量電動調性ユニット付き田植機による田植え実演研修会が行われた。(株)RICE BALLは全国農業システム化研究会事業で実証調査に取り組み、今年で3年目となる。

 初めに秋田県農林水産部水田総合利用課の高橋主幹から挨拶があり、仙北地域振興局農林部農業振興普及課の大張主査より、実証圃の概要説明が行われた。


◎実証圃概要
面積  :44a
栽植密度:60株/坪
品種  :あきたこまち
施肥量 :オール14 49kg/10a(N6.8kg/10a)
除草剤 :天空1キロ粒剤(日産化学工業株式会社)
箱剤  :箱王子粒剤(住友化学株式会社)


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左 :秋田県農林水産部水田総合利用課 高橋主幹による開会の挨拶。右側は実証担当の仙北地域振興局農林部農業振興普及課の大張主査
右 :クボタアグリサービス(株) 秋田事務所 佐藤リーダーより田植機(EP8D-GS)の説明も行われた


 田植機は直進キープ機能付きで、基準線を設定すると、それと並行して自動で直進するため、経験の浅い人でもきれいに田植え作業を行うことができる。
 田植え時期真っ盛りであったが、当日は、普及員、JA、資機材メーカー等、約20名が作業に立ち会った。


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天空1キロ粒剤は「こまきちゃん」、箱王子粒剤は「箱まきちゃん」にセットした


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初めにGPSを利用し、直進をキープするための基準線を設定する


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左 :植本数は4本程度に設定 
右 :自動運転(直進キープ機能)は精度も良く、まっすぐに植えられている  benri_movie1.jpg(クリックで動画を再生)


 (株)RICE BALLのあきたこまちは、直販販売やおにぎり販売のため品質を重視している。そのため、速効性の肥料を使用し、生育調査に基づく生育栄養診断により追肥を判断する。しかし、近年の農地集積による、圃場枚数の増加、分散が進み、圃場ごとの細やかな栽培管理が困難となっていた。そこで、KSASを活用した圃場管理システムにて、収量や品質の向上、経営分析に取り組んでいる。

 今年度は、過去2年分の蓄積したデータをもとに、圃場ごとの施肥体系を確立し、さらなる経営改善に繋げる予定だ。(みんなの農業広場事務局)