提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


【新潟県長岡市】KSASを使って調査をしています

2015年10月21日

新潟県長岡市の取り組み(平成27、28年度)

ICT(KSAS)の実証調査について

全国農業システム化研究会では、平成26年度から、ICT技術(KSAS)の活用により、大規模稲作経営体における新たな経営支援システムを構築し、圃場管理の効率化や蓄積データを活用し、これら大規模経営支援システムの構築と経営改善への有効活用方策に関する検討を行っています。
ここでは、新潟県の実証内容について紹介します。

実証地域およびテーマ

●担当普及指導センター :新潟県 長岡農業普及指導センター
●実証農家 :有限会社 百笑会(新潟県長岡市)
●テーマ  :「大規模経営体へのICT導入による経営改善効果の検討」

調査の目的とねらい

●該当技術を取り上げた理由
 実証農家(法人)は、今後の地域農業を担う重要な担い手であるが、近年の米価低迷を受け収益が伸び悩んでおり、経営の中心を担う米部門の販売額向上による収益の増加が喫緊の課題であった。
 そこで、ICT技術を活用した圃場管理システムの導入により、圃場1筆ごとの収量・食味に関連する玄米タンパク含有率を数字で把握し、収量・品質・食味の高位安定化を図る。

●目的
 収益性の高い農業経営を実践するため、ICTを活用した圃場管理システムの導入によるきめ細かな圃場管理を行うことで、品質・食味・収量の高位平準化と作業の効率化をめざす。

●平成27年度
①圃場毎の収量・タンパク含有率を把握し、翌年の施肥設計や栽培計画を作成し、品質・食味・収量を向上させる。
②圃場毎の特性を把握し、最適な作付け計画を立案する。
③労働時間を正確に把握することで、最適な作付け計画と人員配置を提案する。
④圃場管理の徹底により、過剰な施肥や薬剤散布を抑え、コスト削減を実現する。
⑤圃場管理データを活かした普及指導活動を検討する。

●平成28年度
①前年度把握した圃場毎の収量・タンパク含有率等を基に施肥設計等を見直し、品質・食味・収量を向上する。
②複数のモバイル端末(スマートフォン含む)を利用した圃場管理システムの活用を検証する。
③圃場毎の特性を把握し、最適な作付け計画を提案する。(シミュレーションツールの活用)
④圃場管理の徹底により、過剰な施肥や薬剤散布を抑え、コスト削減を実現する。
⑤圃場管理データを活かした普及指導活動を検討する。
⑥直播栽培等での活用方法について検討する。

耕種概要

●品種 :コシヒカリBL
●育苗様式 :稚苗無加温

●圃場全体図
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調査内容

●平成27年度
ICT導入による経営の実態把握
・労働時間調査
・栽培管理状況調査
・生育調査(最高分げつ期)
・収量・品質調査
・土壌分析
・コスト分析
・改善策の検討
※おもに圃場単位での調査(10筆程度)

●平成28年度
(1)ICT導入による施肥改善効果及びコスト削減効果の検証(6筆)
・生育調査(最高分げつ期、幼穂形成期、出穂期)
・収量及び品質調査
(2)複数のモバイル端末等を利用した圃場管理システムの活用検証(20筆程度)
・作業の事前指示機能を活用した作業記録 
(3)シミュレーションツールを活用した最適な作付け体系の検討

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